プレスリリース

2013年5月20日
関西電力株式会社

御坊発電所3号機 通常運転開始について

 御坊発電所3号機(定格出力:60万kW)は、通常運転中の5月14日、燃焼用の空気をボイラへ送るダクトの伸縮継手の一部が破損し、空気が漏れていることを確認したため、同日午後2時33分に運転を停止しました。
 その後、詳細な調査を行った結果、原因は、長時間の使用および起動停止に伴う伸縮を繰り返したことにより、伸縮継手部分が劣化し、ダクトを通過する燃焼用の空気の圧力によって損傷に至り、燃焼用空気が漏れたものと推定しました。伸縮継手部分の取替を行った上で、5月18日に空気の漏洩検査を実施し、5月19日に通常運転を開始する予定としました。

5月14日5月17日 お知らせ済み]

 5月18日午後9時に、破損のあった伸縮継手部分の取替えを完了しましたが、運転に万全を期すために並行して実施していた脱硫装置※1のメンテナンス作業で、配管に石こうが詰まっていることを確認したことから、追加して、当該石こう※2の除去作業を実施することとしました。
 その結果、全ての作業の完了が19日午後5時10分となり、設備の健全性を確認した上で、同日午後7時に起動操作を開始し、本日午前8時11分に通常運転を開始しました。

  • ※1 脱硫装置…燃料の燃焼により発生する排気ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する装置
  • ※2 石こう…排気ガスに含まれる硫黄酸化物を除去した後に生成される物質
<御坊発電所の概要>
  1号機 2号機 3号機
運転開始 昭和59年9月 昭和59年11月 昭和60年3月
定格出力 60万kW 60万kW 60万kW
所在地:和歌山県御坊市塩屋町南塩屋字富島1−3
燃料:原油および重油

以 上

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