プレスリリース

2012年10月31日
関西電力株式会社

大飯発電所敷地内F-6破砕帯の追加調査の中間報告について

 当社は、平成24年7月18日付で原子力安全・保安院から、大飯発電所敷地内破砕帯の調査について指示を受け、8月6日から発電所の敷地内で破砕帯の活動性等について調査および評価を行っていますが、10月末に中間報告を行う計画としていたことから、本日、調査結果をとりまとめ、原子力規制委員会に報告しました。

 これまでの調査結果において複数の箇所でF−6破砕帯と思われる破砕帯を確認しましたが、今後、詳細に調査および評価を進め、12月末までに最終報告書を提出する予定です。

 当社は引き続き、大飯発電所敷地内破砕帯の調査を着実に実施するとともに原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

以 上

<原子力安全・保安院からの指示内容>(H24.7.18)
 原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、耐震バックチェックの一環として、全国の原子力発電所敷地内の破砕帯について評価を改めて整理することとしており、意見聴取会で専門家から意見聴取を実施しています。
 当院は、平成24年7月17日、第19回地震・津波に関する意見聴取会において、貴社の大飯発電所の敷地内におけるF−6破砕帯の活動性について、専門家からの意見を聴取した結果、活断層であるとの指摘はなく、活動性は無いのではないかという意見が複数ありましたが、その活動性を否定するためには現状の資料では十分でなく、現地の直接確認が必要、との意見が大勢あったことから、念のため現地での直接確認が必要と判断しました。
 ついては、大飯発電所の敷地内破砕帯に関する下記の調査計画を策定し、速やかに当院に報告することを指示します。

1.破砕帯の性状を直接確認するための適切な場所を選定した上で、必要な調査を実施すること。
2.破砕帯の長さを確認するための調査を実施すること。

<添付資料>

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