プレスリリース

2012年6月29日
関西電力株式会社

大飯発電所4号機「気体廃棄物処理設備合計放出流量高」警報の発信について(お知らせ)

 大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、再稼動に向けた作業中の平成24年6月29日15時45分に、中央制御室の4号機原子炉補助盤(3号機と共用)において、気体廃棄物処理設備に移送される気体の流量が多くなったことを示す「気体廃棄物処理設備合計放出量高」警報が発信しました。警報は同時刻に復帰し、その後、同時刻に再度、同警報が発信、復帰を繰り返しました。
 原子炉を起動する際には、設備の腐食防止のために、体積制御タンク内のガスを窒素から水素に置換する必要があります。
 このガス置換の際に移送したガスは気体廃棄物処理系統で処理されますが、3号機の起動において、今回、この流量が一時的に増加したため、警報発信に至ったものと考えています。
 この流量の変動はガス置換に伴い起こりうるものであり、設備の故障ではありません。
 また、関連パラメータを確認したところ、排気筒ガスモニタの指示値に変動はなく、環境への放射能の影響はありませんでした。
 なお、本件は、保安規定上の運転上の制限を満足しており、法令に基づくトラブルには該当せず、今後の3号機の再稼動の工程に影響はありません。

以 上

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