プレスリリース

2012年5月23日
関西電力株式会社

一部のエコキュートをお使いのお客さまの電気料金算定誤りについて

 当社は、この度、一部のエコキュート(7機種)をお使いのお客さまの電気料金算定に誤りがあったことが分かりました。

 当社は、電気料金を算定するにあたり、営業所における電気の使用申込の受付時に、お客さま宅に設置される家電等の機器情報をシステムに入力しています。夜間蓄熱式機器等については、型番を入力すると、自動的に消費電力等の機器情報が反映される仕組みになっています。

 今回発生した電気料金の算定誤りは、一部のエコキュートの機器情報をあらかじめ当社システムに登録する際に、その登録内容に誤りがあったことにより、当該機種を設置いただいているお客さまの電気料金の算定時において、電気料金の過割引および過小請求となったものです。

 この度、当社システムに登録されている通電制御型蓄熱式機器※1の全数を調査した結果、7機種のエコキュートについて機器情報の登録誤りが発生していることが判明し、「通電制御型蓄熱式機器割引※2」の算定では、平成22年12月以降の請求分、合計791件の電気料金が過割引となり、「基本料金」の算定では、平成23年6月以降の請求分、合計2件の電気料金が過小請求となっていることを確認しました。

 再発防止対策としては、システム登録時のチェック機能の強化に取り組むとともに、システム登録のマニュアル整備を行います。なお、誤りがあった一部のエコキュートの機器情報は既に訂正しています。

 電気料金の過割引および過小請求が判明したお客さまには、今後、出来る限り早期に訪問しご説明させていただきます。

 当社としては、本件を重く受け止め、今後、二度とこのようなことを起こさないよう、再発防止策を徹底してまいります。

以 上

※1:通電制御型蓄熱式機器とは、下記に記載する機能を有する夜間蓄熱式機器およびオフピーク蓄熱式電気温水器のことである。
イ 給水温度を検知できること。
ロ イの給水温度にもとづいてお客さまが必要とされる湯温および湯量に沸きあげるための熱量を算出できること。
ハ ロの熱量から所要通電時間数を算出できること。
ニ 毎日の夜間時間の終了時刻からハの所要通電時間数をさかのぼった時刻に通電を開始することができること。
※2:「通電制御型蓄熱式機器割引」とは、当社が認定した「通電制御型蓄熱式機器」をお客さまが取り付け、当社に申し出ていただいた場合に、機器容量1キロボルトアンペアにつき168円を毎月の電気料金から割り引く制度。
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