プレスリリース

2012年5月23日
関西電力株式会社

一部のエコキュートをお使いのお客さまの電気料金算定誤りについて

別紙1

具体的な事象と再発防止対策

1.具体的な事象
(1)「通電制御型蓄熱式機器割引」の算定誤りについて
 当社が、一部のコンパクトエコキュート※3において、通電制御型蓄熱式機器の機器容量として冬期高温加熱の消費電力を登録するところを、誤って最大消費電力を登録したため、毎月の電気料金の算定において168円が過割引になっていた。
※3 コンパクトエコキュートとは、貯湯ユニットが通常のエコキュートと比較して小さい(約200リットル程度)機種であり、狭いスペースでも設置が可能。また、急速の沸き上げ機能もある。
<対象機種:6機種>
メーカー名 型 番 お客さま数 合計過割引額
ダイキン工業株式会社 EQP18LSCV 791件 約1,013千円
※1件あたり
最大影響額
約2.7千円
EQP18LSCVE
EQP18K1SCV
EQP18L1SCV
三菱電機株式会社 SRTES18WD4
SRTESK18WD4
(なお、調査を実施した結果、上記機種をお使いのお客さまで、電気料金算定前に発見され、誤りに至らなかったお客さまは74件。)
(2)「基本料金」の算定誤りについて
 仕様書に「床暖房機能有」と記載がある場合は、「オフピーク蓄熱式電気温水器※4」と登録すべきであるが、一部の多機能型エコキュートにおいて「夜間蓄熱式機器※5」と登録誤りをし、本来、契約容量の算定時に機器容量(消費電力)をそのまま加味するところ、機器容量を圧縮して契約容量を誤って算定した。
 その結果、はぴeタイム(季節別時間帯別電灯)の基本料金※6を過小算定し、毎月の電気料金が過小請求になっていた。
<対象機種:1機種>
メーカー名 型 番 お客さま数 合計過小請求額
パナソニック株式会社 HE46D3QDS 2件 約13千円
※1件あたり
最大影響額
約6.8千円
※4 オフピーク蓄熱式電気温水器とは、ヒートポンプを利用して主として電力需要の少ない時間帯に蓄熱し、お客さまが給湯に使用するためまたは給湯とあわせて床暖房等に使用するために必要とされる湯温および湯量に沸きあげる機能を有するものであって、夜間蓄熱式機器に該当しないものである。
※5 夜間蓄熱式機器とは、次のいずれにも該当するものである。
(1)主として夜間時間に通電する機能を有すること
(2)(1)の通電時間中に蓄熱のために使用されること
※6 はぴeタイム(季節別時間帯別電灯)の基本料金は、1契約につき契約容量が10キロボルトアンペアまでは月額2,100円、10キロボルトアンペアをこえる場合は、10キロボルトアンペアをこえる契約容量1キロボルトアンペアにつき378円が加算される。
2.再発防止対策
(1)システム登録時のチェック機能の強化
 現在、機器情報の登録にあたっては、システム登録箇所で登録・確認を行っておりますが、それに加え、契約運用箇所においても登録内容の確認を行うよう運用ルールを見直します。
(2)登録マニュアルの整備
 今回、新たな機種に対する留意事項が登録マニュアルに記載されていなかったことに鑑み、登録時のチェック機能に万全を期すため、マニュアルの再整備を行い、登録作業におけるチェックポイント表を作成し、システム登録箇所、契約運用箇所の双方で活用し、チェック機能の強化を実施します。

以 上

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