発電所名 |
高浜発電所3号機 |
発 生 日 |
平成24年2月7日 |
件 名 |
タービン動補助給水ポンプの一時的な運転上の制限の逸脱 (添付図参照) |
事象概要
および
対 策 等 |
平成24年2月7日、定格熱出力一定運転中の高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)において、タービン動補助給水ポンプ起動試験に先立ち、運転員がタービン動補助給水ポンプ上部にあるタービン駆動用蒸気調整弁を確認するため、同ポンプに身を乗り出した。その際、体の一部(右腕)が接触し、トリップラッチが動いたことから、9時44分に、「タービン動補助給水ポンプトリップ」および「タービン動補助給水ポンプ準備未完」警報が発信し、自動待機中のタービン動補助給水ポンプが起動不能(以下、トリップという)状態となりました。
その後、ただちにトリップラッチを復帰させ、9時52分に上記警報をリセットし、トリップ状態から復帰しました。
トリップ状態が継続していた9時44分から9時52分の間、保安規定に定める運転上の制限を逸脱したと判断しました。
【平成24年2月7日当社ホームページ掲載】
再発防止対策として、本事象を運転員に周知し、注意喚起を図るとともに、トリップ機構の接触防止カバーをトリップラッチまで保護するように改善します。
本事象による環境への放射能の影響はありません。
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