プレスリリース
2011
2011年10月25日
関西電力株式会社
低圧変成器付計器とタイムスイッチの接続順誤りについて
当社は、深夜電力契約等をご契約されたお客さまに対して、電気温水器等の深夜機器に通電する時間帯を制御するため、各契約に応じた低圧変成器※1付計器(以下計器)と電磁接触器※2付タイムスイッチ※3を取付けていますが、他の電力会社において、低圧変成器付計器とタイムスイッチの接続順誤りが確認されたことから、当社においても同様の事例がないか、計器とタイムスイッチを設置している全てのお客さま102件を対象に自主点検を行いました。
- ※1変成器:
お客さまのご契約容量が大きい場合、計器で電気の使用量を直接計量できないため、電流の大きさを小さくして計量できるように変換する装置 - ※2電磁接触器:
お客さまのご契約容量が大きい場合、タイムスイッチで直接電気を入切できないため、タイムスイッチで入切時間を制御し、大電流の電気の入切を行う開閉装置 - ※3タイムスイッチ:
毎日一定の時間のみ通電するよう、電気を自動で入切する装置
その結果、12件のお客さまについて接続順誤りを確認し、電磁接触器とタイムスイッチの消費電力分の電気料金が加算されてお支払いいただいていたことが判明しました。
本件の主な発生理由は、当社および当社協力会社における計器とタイムスイッチの施工ならびに検査時の確認不足と、電気工事店におけるお客さま配線の施工誤りによるものです。これらの再発防止のため、当社社員および当社協力会社に対して計器とタイムスイッチの接続の順番について指導を実施すると共に、計器とタイムスイッチの施工確認の実施が記録される仕組みを整備し、適正な接続順の確認を実施します。
また、当社は当該のお客さまに事情をご説明し、計器とタイムスイッチの接続順の改修と電気料金の精算手続きを実施します。
なお、上記の調査結果および再発防止対策について、本日、経済産業省近畿経済産業局に報告しました。当該のお客さまに対しては、深くお詫びを申し上げるとともに、当社としては、本件を重く受け止め、今後、同様の事象が発生しないよう、再発防止策を徹底してまいります。
以 上