プレスリリース

2011年8月2日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(平成23年8月1日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
1号機 34.0万 第25回 定期検査中
H22年11月24日〜未定
当初4月下旬定期検査終了予定
2号機 50.0万 運転中  
3号機 82.6万 第25回 定期検査中
H23年5月14日〜未定
 
高 浜
発電所
1号機 82.6万 第27回 定期検査中
H23年1月10日〜未定
当初4月中旬定期検査終了予定
2号機 82.6万 運転中  
3号機 87.0万 運転中  
4号機 87.0万 第20回 定期検査中
H23年7月21日〜未定
 
大 飯
発電所
1号機 117.5万 第24回 定期検査中
H22年12月10日〜未定
  • 当初4月上旬定期検査終了予定
  • ○大飯発電所1号機の原子炉手動停止について
    (C−蓄圧タンク圧力の低下)
    詳細は2(2)のとおり
    平成23年7月16日 お知らせ済み】
2号機 117.5万 運転中  
3号機 118.0万 第15回 定期検査中
H23年3月18日〜未定
当初7月中旬定期検査終了予定
4号機 118.0万 第14回 定期検査中
H23年7月22日〜未定
 
  • ○定期検査中のプラントについては、定期検査開始〜本格運転再開予定時期を記載。
  • ※福島第一原子力発電所事故に対する安全対策の実施状況を踏まえ、計画していく。

2.トラブル等情報について

(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)

なし

(2)安全協定の異常時報告事象

発電所名  大飯発電所1号機 発 生 日  平成23年7月15日
件  名 大飯発電所1号機の原子炉手動停止について(C−蓄圧タンク圧力の低下)(添付図1)
事象概要
および
対 策 等

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、第24回定期検査中で調整運転中のところ、平成23年7月15日22時46分に「C−蓄圧タンク圧力高/低」の警報が発信しました。
 C−蓄圧タンクの圧力計を確認したところ、圧力が通常4.60MPaのところ、保安規定に定める運転上の制限値4.04MPaを下回り、3.65MPaに低下していることが確認されました。このため、23時20分に、窒素供給ラインから当該タンクに窒素補給を開始した結果、23時45分に圧力は4.09MPaに回復し、保安規定に定める運転上の制限値4.04MPaを満足しました。
 その後、本日0時38分に窒素補給を終了し、当該タンクの圧力の監視を強化するとともに、当該タンクおよびタンク周りの弁や配管の外観点検を行い、タンク等の外観に異常は認められませんでした。また、圧力も約4.08MPaで安定的に推移しています。
 当社では、安全を最優先に、7月16日13時00分から出力降下し、20時53分に原子炉を停止させました。
  本事象による環境への放射能の影響はありません。

  • ※蓄圧タンク
  • ほう酸水を蓄えているタンクで、4系統ある1次冷却系統にそれぞれ1基ずつ設置されている。原子炉冷却材喪失事故時など、1次冷却系統の圧力が窒素で加圧されている蓄圧タンクの圧力よりも低下した際に、ほう酸水が系統に注入される。

[平成23年7月16日 お知らせ済み]

 現在、圧力低下の原因調査を行っています。

(3)保全品質情報等

なし

以 上

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