プレスリリース

2011年4月27日
関西電力株式会社

「平成23年度関西電力グループ経営計画」の策定について

 当社はこの度、東日本大震災を踏まえた原子力発電所の安全性向上対策等の取組みを反映するとともに、昨年10月に策定した「関西電力グループ中長期計画」に掲げる取組みを実行に移すため、「平成23年度関西電力グループ経営計画」を策定しました。

 平成22年度は、安全・安定供給をはじめとする変わらぬ使命を果たしつつ、事業基盤の強化や低炭素社会実現に向けた取組みを着実に進めてきました。
 そのような中、本年3月11日に発生した東日本大震災により、電力設備が甚大な被害を受けるとともに、福島第一原子力発電所の事故や計画停電により、電気事業、とりわけ原子力発電に対する信頼が大きく揺らいでおり、これは、わが国の電気事業者全体にとっての「非常事態」であると重く受け止めております。当社グループは、被災地域に対する復旧支援をはじめ、原子力発電の安全・安定運転ならびに設備の安全確保に必要な対策を速やかに講じるなど、総力を挙げて取り組んでおります。

 平成23年度は、これら現在の取組みを継続し、最大の使命である電気の安全・安定供給の確保と原子力発電に対する信頼回復に取り組んでまいります。加えて、中長期を見据え、「安全最優先」「事業基盤の充実・強化」「価値創造」の3つを柱とするアクションプランを展開していきます。

<安全最優先の組織風土の醸成>
 安全は、当社グループ全ての事業活動の根幹、社会から信頼を賜る源であり、全ての業務の品質向上や将来の成長につながることから、たゆまぬ努力により安全最優先の事業活動の継続や安全・防災体制を強化し、ゆるぎない安全文化を構築していく。
<成長へつながる事業基盤の充実・強化>
 電気の安全・安定供給に万全を期すとともに、お客さまと社会からの信頼獲得や成長実現の礎となる人や設備などの事業基盤について、たゆまぬ努力により、さらなる充実・強化に努め、その強みに磨きをかけていく。特に、原子力発電所の安全性向上に努めていく。
<グループ総合力によるお客さまと社会のお役に立つ価値の創造>
 中長期を見据え、「関西電力グループ長期成長戦略2030」に掲げる「5つの挑戦」を具体的に展開し、お客さまと社会のお役に立つ、新たな価値を創造していく。

 当社グループは、電気の安全・安定供給によりお客さまと社会を支えるという電気事業者としての使命を今一度認識するとともに、従業員一人ひとりの力をグループの総合力として結集し、グループ一体となって努力と挑戦を続けることにより、信頼の回復と長期成長の実現に向けて全力を尽くしてまいります。

以 上

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