プレスリリース

2010年4月30日
関西電力株式会社
環境総合テクノス株式会社
株式会社松本微生物研究所

菌根菌を活用した新技術の開発について

<添付資料>

菌根菌を活用した新技術の概要について

○樹勢回復技術(サクラ、マツの根系再生)
【現状と課題】
サクラやマツにおいて、病害虫等が原因で木が枯れる樹勢衰退現象が見られます。一般的な農薬散布・化学肥料等による対策では、病害虫の農薬耐性などもあり、 根本的解決に至りませんでした。
【実証試験概要】
樹勢衰退現象が見られる土壌に特定の菌根菌を含む資材を使用し、植物の根系を健全に維持・生育させるものです。実証試験を行った樹木のうち90%以上で、病害 虫に対して樹木が持つ本来の抵抗力を増大させる効果が確認されました。
【樹勢回復技術のイメージ】
樹勢回復技術のイメージ
○病害抑制技術(白紋羽病抑制)
【現状と課題】
全国のリンゴ農園で、根にカビが生える白紋羽病の被害が確認されており、中には70%以上の若木が根付かないという農園もあります。一般的な、農薬散布・化学 肥料等による対策では、顕著な改善効果をあげるものがありませんでした。
【実証試験概要】
白紋羽病に感染した小規模農園で、様々な土壌微生物を含む資材を用いて病原菌の侵入を防ぐ土壌作りを行うものです。今回の実証試験では、リンゴでの効果が確認 でき、白紋羽病の病原菌の侵入を80%以上防ぐ最適な資材を開発しました。
【病害抑制技術のイメージ】
病害抑制技術のイメージ

以 上

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