プレスリリース

2009年12月24日
関西電力株式会社

大飯発電所1号機プラント排気筒ガスモニタの一時的な指示値の上昇について

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット。調整運転中)において、本日14時46分から15時03分にかけて、プラント排気筒ガスモニタ※1の指示値が僅かに上昇しました(最大値は約19.4cps※2。通常値は約14.5cps)。

 大飯発電所1号機では、この時間帯において1号機の体積制御タンク水位計の点検作業を実施していました※3
 この作業は体積制御タンク水位計の検出配管内に溜まった水を抜くために行っていたもので、水位計につながるドレン配管の先端にビニール袋を取り付け、ドレン弁を開いて、水とともに系統内の放射性ガスを回収していました。
 14時42分にドレン弁を開いた直後に、現場に設置した仮設モニタの指示値が上昇したため、直ちにドレン弁を閉じましたが、室内に漏れ出た放射性ガスがプラント排気筒に排出され、モニタの指示値が上昇したものと推定しています。ビニール袋はドレン配管から外して別のビニール袋に入れて密封保管しています。
 今後、放射性ガスが漏れた原因について調査してまいります。

 なお今回放出された放射性気体廃棄物の放射能量は、約4.5×10Bqと評価しており、保安規定に基づく発電所の放出管理目標値(3.9×1015Bq/年)に比べ約860万分の1以下と十分低い値でした※4
 また、発電所敷地内および周辺のモニタリングポストの指示値は平常と変わりなく、周辺環境等への影響はありません。

  • ※1 運転に伴って発生する気体放射性廃棄物(希ガス)を監視するモニタ。大飯1号機ではプラント排気筒で原子炉格納容器および補助建屋からの排気を監視している。
  • ※2 1秒間に測った放射線の数を表す単位。
  • ※3 体積制御タンクは原子炉容器や配管内の一次冷却材の量を調整するためのタンク。点検の結果、体積制御タンク水位計の指示値が通常より低いことから、計器内に水が滞留している可能性があると判断し、計器内の水抜きを実施することとした。
  • ※4 大飯1号機の放射性気体廃棄物(希ガス)の年度放出実績は、平成18年度は2.6×10Bq、平成19年度は1.6×10Bq、平成20年度は7.2×10Bq。

以 上

<参考:大飯発電所周辺モニタリングポスト指示値(空間線量率)>

【単位:nGy/h】

  12月24日
14時00分
12月24日
15時00分
12月24日
16時00分
モニタリングステーション 約44 約44 約44
モニタリングポストNo.1 約39 約39 約40
モニタリングポストNo.2 約35 約35 約34
モニタリングポストNo.3 約39 約39 約38
モニタリングポストNo.4 約36 約37 約37
モニタリングポストNo.5 約40 約41 約40
  • ※環境中の空間線量率は、天候等により常に変動を繰り返しており、若狭地域及びその周辺の空間線量率は、おおよそ20〜170nGy/h。
  • ※n(ナノ):10億分の1を表す。
  • ※Gy(グレイ):放射線が物質に当たったとき、その物質に吸収される放射線量を表す単位。