プレスリリース

2009年12月8日
関西電力株式会社

大飯発電所2号機の燃料集合体漏えいに係る調査状況について

 大飯発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、定格熱出力一定運転中の8月31日、1次冷却材中のよう素(I−131)濃度と希ガス※1濃度が前回の測定値を上回ったため、燃料集合体に漏えい※2が発生した疑いがあるものと判断し、1次冷却材中の放射能濃度の測定頻度を上げて監視強化し、運転を継続していました。その後、10月6日頃から希ガス濃度が上昇傾向にあったことから、漏えい燃料の特定調査を実施するため、10月21日に原子炉を停止しました。
 その後、1次冷却材中の放射能を低減させた後、原子炉容器上部ふたを取り外し、12月4日から燃料集合体を取り出す作業を行い、12月7日からは漏えい燃料を特定するため、取り出した燃料についてシッピング検査※3を実施中でした。

平成21年9月1日10月19日21日12月7日お知らせ済み]

 8日8時時点で、原子炉に装荷されていた燃料集合体193体のうち30体まで検査を終えた段階で、2体の燃料集合体に漏えいの疑いがあることが確認されました。引き続き、残りの燃料集合体163体についてシッピング検査を実施中です。
 なお、当該2体の燃料集合体については、シッピング検査完了後、外観検査により燃料集合体の損傷等の異常の有無を確認するとともに、超音波検査、およびファイバースコープによる検査により漏えい燃料棒の調査を行います。

  • ※1 ウランの核分裂反応で生成するキセノン等のガス。
  • ※2 燃料ペレットを収納している燃料被覆管から漏えいがあると、燃料被覆管内のよう素や希ガスが1次冷却材中に放出される。このため、1次冷却材中のよう素や希ガス濃度の変化から、漏えいの有無を判断している。
  • ※3 燃料集合体から漏れ出てくる気体および液体に含まれる核分裂生成物(キセノン-133、よう素-131等)の量を確認し、漏えい燃料集合体かどうか判断する検査。

以 上