プレスリリース

2009年4月8日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(平成21年4月7日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
1号機 34.0万 運転中  
2号機 50.0万 第25回 定期検査中
H21年4月3日〜H21年7月下旬予定
 
3号機 82.6万 運転中  
高 浜
発電所
1号機 82.6万 運転中  
2号機 82.6万 第25回 定期検査中
H21年2月25日〜H21年6月上旬予定
 
3号機 87.0万 運転中  
4号機 87.0万 運転中  
大 飯
発電所
1号機 117.5万 運転中
2号機 117.5万 第22回 定期検査中
H21年2月6日〜H21年5月下旬予定
  • ○取水口機器防汚塗装工事における協力会社作業員の負傷について
    詳細は2(2)のとおり
    【事象概要は3月16日にお知らせ済み、原因対策を取りまとめましたのでお知らせ】
3号機 118.0万 運転中  
4号機 118.0万 運転中  

2.トラブル等情報について

(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)

なし


(2)安全協定の異常時報告事象
発電所名  大飯発電所2号機 発 生 日 第22回定期検査中
(平成21年3月12日)
件  名 取水口機器防汚塗装工事における協力会社作業員の負傷について     (添付図1)
事象概要
および
対 策 等

 第22回定期検査中の3月12日9時50分頃、取水口にあるA循環水ポンプ取水路において、2号機取水口機器防汚塗装※1工事のための足場組み立て作業に従事していた協力会社の作業員が、高さ約4m、幅約50cmの仮設足場上で安全帯を掛けるためのロープ(親綱)を張る作業中、別の作業員とすれ違った際に、作業リーダーから声を掛けられたため、その声に気をとられ、バランスを崩して足から落下し、左足首を負傷しました。
 当該作業員を病院に搬送し診察を受けた結果、左足首の負傷により、約2ヶ月の休業を要する見込みと診断されました。

平成21年3月16日 お知らせ済み]

 調査の結果、当日の足場組立作業では、落下防止用の手すりを設置した後に足場板を設置する作業手順となっていましたが、足場部材が全て揃っていなかったため当該作業員の判断で作業手順を変更し、揃っていた部材で足場板を設置した後、落下防止用の親綱を張ることとしました。
 当該作業員は、親綱を張る作業時に、安全帯を使用する等の落下防止措置を実施せずに足場上を移動し、別の作業員とすれ違った際に、作業リーダーから声を掛けられ、その声に気をとられてバランスを崩し、落下したものと推定されました。
 対策として、足場の組立作業においては、必要な部材を揃えた上で足場板設置前に手すりや親綱を設置することを、請負工事の注意事項を定めた当社の社内規定に明記しました。
 また、高所作業では必ず落下防止措置を行うことや、作業手順を変更する際には作業リーダーに報告し確認を受けることを徹底するよう周知しました。
 さらに、当該作業を実施した協力会社に対し、足場設置に関する注意事項等の再教育を行いました。今後、当該協力会社が行う作業に安全技術アドバイザー※2等が立会い指導を行っていきます。

  • ※1:防汚塗装
    取水路の壁などに貝が付着することを防止するための塗装。
  • ※2:安全技術アドバイザー
    労働安全に係わる活動内容を強化することを目的とし、作業現場の危険有害要因低減業務、安全衛生関係教育などを現場の安全管理者と連携を図りながら現場の労働安全を支援する。

(3)保全品質情報等

なし

以 上

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