プレスリリース

2008年9月9日
関西電力株式会社

大飯発電所4号機の定期検査開始について

 大飯発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成20年9月9日から約3ヶ月の予定で第12回定期検査を実施します。


  大飯発電所4号機は、定格熱出力一定運転中の平成20年8月19日に1次冷却材中のよう素131濃度の上昇が認められ、燃料漏えいの疑いがあると判断されたことから、1次冷却材中の放射能濃度の監視を強化し運転を行っていました。(平成20年8月19日 お知らせ済み)
 現在の1次冷却材中のよう素131濃度は約1.0Bq/cm3で、保安規定に定められた運転上の制限値( 40,000 Bq/cm3)に比べ十分低い値ですが、1次冷却材中の希ガス(*1)濃度を考慮して、放射性廃棄物の放出抑制の観点から、定期検査開始時期を約2日間前倒ししました。

  *1: ウランの核分裂反応で生成するキセノン等のガス。

  検査を実施する主な設備は、次のとおりです。


  原子炉本体
原子炉冷却系統設備
計測制御系統設備
燃料設備
放射線管理設備
廃棄設備
原子炉格納施設
非常用予備発電装置
蒸気タービン

以  上

<添付資料>

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