プレスリリース
2007
2007年3月15日
関西電力株式会社
原子力発電所の運営状況について
当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
1.運転状況について(平成19年3月14日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2.保全品質情報※について
※: | 保全品質情報 |
(1)法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象 | ||||||||||||||||||||||||
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(2)(1)に至らない軽微な事象 | ||||||||||||||||||||
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3.その他情報
(1)不具合情報
発電所名 | 高浜発電所3号機 | 発 生 日 | 3月5日 | ||||||||||||
件 名 | 第6A高圧給水加熱器 抽気圧力計元弁からの蒸気漏れについて (添付図3参照) | ||||||||||||||
事象概要 および 対 策 等 |
定格熱出力運転中、3月5日の運転員による巡回点検において、第6A高圧給水加熱器※1の上部からわずかに蒸気が漏れていることが確認されました。漏れ箇所を調査したところ、同給水加熱器 抽気圧力計※2元弁のグランド部※3であったため、グランド部の締め付けを行うとともに、当該弁を閉止し蒸気漏れを停止させました。 当該系統の圧力は、他の計器にて監視が可能であり、当該弁閉止によるプラント運転への影響はありません。
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(2)その他情報(工学的安全施設の予防保全作業)
工学的安全施設※1を、保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業※2のために、一時的に待機除外※3とした場合は、工学的安全施設の予防保全作業としてお知らせする事象。
※1: | 工学的安全施設 安全協定に規定されている、原子力発電所の事故時に放射性物質が放散する可能性がある場合にこれらを抑制または防止するための施設。非常用炉心冷却系統などがある。 |
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※2: | 保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業 故障、損傷等のない設備の機能確認試験や消耗品の交換、清掃、手入れ等の点検・保修作業。 |
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※3: | 待機除外 通常、いつでも起動できる状態(待機状態)にある機器を、点検・保修のために隔離し、起動できない状態とすること。 |
発電所名 | 美浜発電所2号機 | 発 生 日 | 2月28日 | ||||||||
件 名 | B−非常用ディーゼル発電機過給機冷却水入口配管の予防保全取替作業に伴う待機除外について (添付図4参照) | ||||||||||
事象概要 および 対 策 等 |
定格熱出力運転中、1月12日の運転員による巡回点検において、B−非常用ディーゼル発電機※1の過給機※2冷却水入口配管にわずかな水のにじみが認められたことから、接着材による補修を実施しました。 その後、予防保全として2月28日に、当該発電機を待機除外とし当該配管を取り替え、同日に待機状態に復旧しました。
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保全品質情報については、下記の公開サイトにおいても、準備が整い次第掲載していきます。 |
当社ホームページ(http://www.kepco.co.jp/knic/meeting/index.html)“原子力情報センター(保全品質情報)” |
日本原子力技術協会ホームページ(http://www.nucia.jp)“原子力施設情報公開ライブラリー「ニューシア」” |
以 上