プレスリリース

2005年11月8日
関西電力株式会社

美浜発電所1号機の原子炉起動および調整運転の再開について

 美浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力34万キロワット、定格熱出力103万1千キロワット)は、第21回定期検査の調整運転中の9月17日に発生したB-湿分分離加熱器加熱蒸気ドレン管温度計管台溶接部からの漏えいの補修、およびB-加圧器安全弁の出口温度上昇による点検に伴い、原子炉を停止するため、9月29日17時15分より、電気出力約50%から出力降下操作を行っていたところ、A-1次冷却材ポンプシール水の漏えいが確認されたため、同日19時57分に、電気出力約20%にて原子炉を手動停止(緊急停止)しました。

 各事象について、原因および対策の調査検討結果は別紙のとおりです。
(平成17年9月17日、28日、29日、10月19日 お知らせ済み)

 その後、それぞれの対策を完了し、補修や対策を行った部位について耐圧試験等により健全性が確認されたことから、明日11月9日深夜に原子炉を起動し、同日中にも臨界に達する予定です。その後、翌10日には調整運転を再開し、12月上旬には経済産業省の最終検査を受けて本格運転を再開する予定です。

 なお、本年9月に国内PWRプラントにおいて、高圧給水加熱器の水室仕切蓋取り付けボルトの脱落事象が発生したことに鑑み、今定期検査で取り替えた第5高圧給水加熱器の水室仕切蓋取り付けボルトの構造が同じであることから、今停止期間中において当該給水加熱器の点検を行い、ボルトの取り付け状況に異常がないことを確認するとともに、ボルトと座金を溶接するなどの脱落防止の対策を実施しました。

以 上

添付資料

<参考資料>


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