プレスリリース

2005年3月28日
関西電力株式会社

「平成17年度関西電力グループ経営計画」、「平成17年度供給計画」および「平成17年度経営効率化計画」の策定について

 当社グループは、この度、「安全を最優先に、信頼を軸とした新たな成長の追求」を基本的な考え方として、みなさまから頂戴する信頼に支えられた「お客さま満足No.1企業」の実現に向け、「平成17年度関西電力グループ経営計画」を策定しました。

 昨年、「関西電力グループ 経営ビジョン」を策定した当社グループは、「お客さまのお役に立ち続ける」という変わらぬ使命を果たすため、エネルギーをコアに、くらしの基盤となる領域において、「お客さま満足No.1企業」を目指すことを表明し、経営ビジョン実現の第一歩として、さまざまな施策に取り組んできました。しかしながら、美浜発電所3号機2次系配管破損事故により、当社グループの信頼は大きく損なわれ、お客さまや地域社会からの信頼の回復を図ることが喫緊の課題となっています。また、本年4月からの改正電気事業法施行により、競合他社との競争は一層厳しくなることが予想されます。

 このような状況を踏まえ、「平成17年度関西電力グループ経営計画」は、経営層が率先して、一から出直す強い意識を持ち、新たな安全文化をしっかりと築き上げるという固い決意で策定しました。この経営計画をしっかりと実践することで、原子力発電の安全を確実なものにするとともに、グループの事業活動全体において、安全の確保をゆるぎないものとし、再度信頼できるグループだという評価がいただけるよう、真摯な努力を重ねてまいります。

 そのための具体的な方策として、以下のアクションプランを策定しました。
  安全の確保を最優先とした、透明性の高い、強靭な事業運営基盤の確立
  グループ一体となったお客さま価値の創造
  やる気・やりがいの向上、人づくり

 具体的な内容としては、「安全の確保を最優先とした、透明性の高い、強靭な事業運営基盤の確立」については、全社の事業運営において、安全確保の最優先を徹底するとともに、しくみづくりから実践、評価、反映に至るすべての業務においてCSRを全うし、透明性の高い事業運営を目指していきます。

 「グループ一体となったお客さま価値の創造」については、グループ一体となって、さらなるお客さま価値の創造に努め、お客さまからの確固たる信頼構築を図ります。また、グループの持続的な成長に向けて、長期的な競争力基盤を構築してまいります。

 このような「強靭な事業運営基盤の確立」および「お客さま価値の創造」の担い手は、当社グループ一人ひとりの従業員です。「やる気・やりがいの向上、人づくり」については、従業員が誇りと自信を持ち、いきいきと働くことのできる職場の構築に取り組みます。

 このように、当社グループは、みなさまから頂戴する信頼に支えられた「お客さま満足
No.1企業」の実現に向け、「安全を最優先に、信頼を軸とした新たな成長の追求」を基本的な考え方として、すべての事業活動に取り組んでまいります。

 また、電力の安全・安定供給を確保するとともに、エネルギーセキュリティの確保や環境保全活動への取組みを示した「平成17年度供給計画」を策定し、本日、経済産業省に届け出ました。さらに、安全の確保を最優先に、品質・信頼度の維持を前提とした上で、効率化への取組みを示した「平成17年度経営効率化計画」も、あわせて策定しております。

以 上

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