プレスリリース

2004年3月5日

高浜発電所3号機 第15回定期検査中の保全品質情報について

 高浜発電所3号機 第15回定期検査中における保全品質情報のうち、「法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象」に至らない軽微事象について、以下のとおりお知らせします。

発電所名 件   名 発生日 事象概要・対策等
高浜発電所3号機 1次冷却系統漏えい検査中の不具合 第15回定期検査中

高浜発電所3号機の第15回定期検査において、1次冷却系統に圧力をかけて、系統全体からの漏えいがないことを確認する検査を実施していたところ、平成16年2月26日、充てん/高圧注入系統Bループ低温側ベント弁、および余熱除去系統Bループ戻りドレン弁のシート部からごくわずかな漏れを確認したため、当該弁2台について点検を実施することとしました。  

2月27日 お知らせ済) 

 点検の結果、2台とも弁体および弁座のシート面 に割れ等の異常は確認されませんでしたが、弁体シート面に、1次冷却材が漏えいした跡と考えられる変色が確認されました。  

 このことから、漏えいの原因は、今回の定期検査で弁を開放した際に、弁のシート面に微小な異物が付着し、弁を閉じる際に噛み込んだことから、シート部にわずかなすき間が発生したためと推定されました。      

 これら2台の弁については、シート面の手入れを実施した上で復旧し、3月2日に再度検査を行い漏えいのないことを確認しました。 対策として、今後は1次冷却系統漏えい検査の準備段階において、弁からのシート漏れ状況を確認し、シート漏れが確認された場合、弁をわずかに開閉し、シート部に噛みこんだ異物等を排出することとします。         

 なお、今回の事象による環境への放射能の影響はありません。         

以 上

<参考資料>


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