プレスリリース

2003年9月29日

汚染土壌浄化会社「関電ジオレ株式会社」の設立について

 敷地外に搬出された汚染土壌は、これまで直接あるいは不溶化処理した後、産業廃棄物処分場に処分されていましたが、産業廃棄物処分場不足の問題等もあって、近年、汚染土壌を専門に扱う浄化施設において、「洗浄」や「熱処理」等の手法を用いた浄化が行われるようになってきました。しかしながら、「洗浄」のみによる手法では、取り扱える汚染物質が限定されることに加え、洗浄後の残渣処理費が高価となります。また、「熱処理」のみによる手法では、ほとんど全ての汚染に対応できるものの汚染の程度に関係無く全量を熱処理するため、処理価格が高くなるといった問題点がありました。  


 新会社で採用する浄化システムは、「洗浄」と「熱処理」を組み合わせ、まず、「洗浄」の段階を多くすることにより汚染物が存在する細粒土を確実に分離し、細粒土のみを「熱処理」することにより、処理価格の3割以上の低減、幅広い汚染物質への対応、処理土の再生利用を可能としています。

 

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