プレスリリース

2003年3月14日

原子力施設にかかる自主点検作業の適切性確保に関する総点検 実施報告書(最終報告書)の提出について

 当社は本日、原子力安全・保安院ならびに福井県等に「原子力施設にかかる自主点検作業の適切性確保に関する総点検実施報告書(最終報告書)」を提出しました。

 当社はこれまで、原子力安全・保安院からの指示文書
※1および福井県等からの総点検実施指示に基づき、また、京都府からの申入れも踏まえ、平成14年9月4日に社長を委員長とした「原子力発電所自主点検調査委員会」を設置して、総点検を進めてきました。
 調査には原子力部門以外の技術系部門や事務系部門といった社内の第三者も参画し、また、学識経験者など社外第三者の方々から調査プロセス・結果に対するご意見を頂いてきました。
 昨年11月15日には、原子炉容器や炉内構造物など原子力発電所の最重要設備の点検記録を中心にした調査結果を中間報告として取りまとめ、不適切なものがないことを確認しています。

 その後本日までに、非常用炉心冷却設備やタービン等主要な2次系設備などを含めた全ての調査
※2を完了し、その結果を最終報告書として取りまとめました。

 中間報告の調査結果と同様、今回においても、自主点検作業の実施状況において不適切であると思われるようなものはなく、自主点検作業に関する社内体制や不正防止策の実施についても適切に行われていることを確認しています。

 ただ、これまでの調査において、法令上等の報告義務はないものの、品質管理上、より積極的に情報共有を図ることが望ましい情報
※3があり、また検査成績書などでの工事報告書の紛失や誤記などの記載不備※4もあったことが判明したことから、今後は、より一層の品質保証活動の向上に努めて行きます。

 当社としては今後とも、地元の方々をはじめとする皆さまに信頼して頂けるよう、原子力発電所の安定・安全運転に取り組んで参ります。

以 上

※ 1: 「原子力施設にかかる自主点検作業の適切性確保に関する総点検について」(H14.8.30原院第1号)等
※ 2: 総調査対象工事件数:5,383件(約300万ページ)、実施体制等の調査対象件数:36件
※ 3: 「四国電力(株)伊方1号機充てん配管耐圧検査中の漏えい(H12.10.13)」のトラブル水平展開関連工事や、東京電力(株)福島第一3号機他のトラブルに基づく原子力安全・保安院からの点検指示「制御棒駆動水圧系配管等ステンレス製配管の塩化物に起因する応力腐食割れに関する対応について」(H14.11.26原院第2号)に関連した燃料取替用水タンクの点検に関する情報
※ 4: 紛失:3件/工事報告書 約4,000冊中、記載不備:765件/検査成績書等 約300万ページ中

<参考資料>