プレスリリース

2003年2月4日

~「eoホームファイバー」による「お茶の間留学」の開始~ NOVAグループと関西電力グループの業務提携について

ギンガネットとケイ・オプティコムは、「お茶の間留学」の光ファイバーレッスンを高品質かつ安定して提供するために、インターネットとは異なる専用ネットワークを全く新たに構築いたしました。
さらに、今後のトラフィック増加に伴う品質低下を防ぐため、エンドツーエンドでの回線品質維持に関する共通目標値を設定。必要な設定変更や設備の増強を随時行ない回線品質を確保します。
不特定多数を対象とした商業インターネット接続サービス回線を利用したコンテンツ配信において、エンドツーエンドの回線品質目標値を設定するのは世界でも初めての画期的な取り組みとなります。

"総"方向型(n:n) 配信型(1:n) 双方向型(1:1)
リアルタイム型 「お茶の間留学」などのギンガネットコンテンツ 放送 電話
蓄積型 メーリングリスト
掲示板
ホームページ
ビデオストリーミング
電子メール

「お茶の間留学」を始めとする、"総"方向"リアルタイム"有人対面型コンテンツ(以下「"総"方向コンテンツ」)は、電子メール・ホームページ閲覧・映像配信(ビデオストリーミング)などの、従来のインターネットコンテンツとは全く異なり、通信速度だけでなく、IPパケット転送遅延やIPパケット損失率といったデータ転送品質を、上り下り両方向で厳しく管理することが、非常に重要となります。
ギンガネットでは、"総"方向コンテンツ向け配信ネットワークを独自に研究・構築し、ISDN回線各社に対してサービスを提供しつつIP通信回線での相互接続先選定のために、各社のIP通信回線と接続試験を行ない交渉を重ねてまいりました。

ADSLやCATVインターネットを使う方法もありますが、これらはISDN回線とは違い、「下り=相手から情報を受け取る方向」の回線速度に対して「上り=自分から相手に情報を届ける方向」の回線速度が遅いため、"総"方向の通信を行なおうとすると、「上り下り」ともに遅いほうの「上り」の速度に支配されてしまうことになります。そこで、IP通信回線でのサービス提供にあたっては、「上り下り」両方向ともに高速である光ファイバー回線から開始し、順次ADSLおよびCATVインターネットでの提供を検討してまいります。

しかし、光ファイバー回線といえども、インターネット網を経由すると、現状の通信インフラ上、回線品質の不安定さを回避できません。そこで、インターネット網とは異なる全く新しい品質管理された特別の専用ネットワークを構築し、インターネットを通らないことで、光ファイバーネットワークならではの高いポテンシャルを十分に活かし、厳しい回線品質条件を現時点で十分に満たしていることはもちろん、今後のトラフィック増加に伴う品質低下を防ぐための回線品質維持に関しても共通目標値を設定することが出来ました。

 

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