プレスリリース

2002年10月18日

オーストラリアにおける土壌塩類化を防止する環境植林事業の開始について

菌根菌:根から菌糸を縦横に 伸ばして土壌中のリンなどの養分や水を集めて根に供給する一方、根から糖分を得ることで根と共生する微生物(菌類)の一種。 きのこを作るものが多い。

当社とKANSOは、インドネシア・ガジャマダ大学と、1992年度から2001年度にかけて「熱帯林再生技術の開発」の国際共同研究に取り組み、約80haのラワン植林を実施した結果、きのこの効果は成長量で約2倍、生存率で約5倍になった。
 
炭を用いた植林技術
当社とKANSOは、マレーシアやインドネシアにおいて炭を活用した事業可能性調査や植林の研究を進めており、炭が土壌改良材や炭堆肥として有効に活用できるという結果を得ている。

特に、2002年度から、インドネシア・スマトラ島において植林による樹皮や枝などの残廃材を炭に変える「炭化」により炭素固定事業が経済的に成り立つかどうかの研究を開始している。 
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