プレスリリース

2002年3月20日

和歌山発電所建設予定地点における廃棄物第三次調査結果について

<廃棄物第一次調査>(平成13年1月30日発表済み)

1.調査概要 主に掘削等土地改変を行う箇所において廃棄物等のダイオキシン類調査を実施。
2.試料採取時期:平成12年9月から実施
3.調査結果

<廃棄物第二次調査>(平成13年7月2日発表済み)

1.調査概要 第一次調査で濃度の高い値が検出された2地点(A-18,B-2-5地点)の濃度確定調査とその周辺の状況調査及び掘削区域の表土剥ぎ取り調査を実施。
2.試料採取時期:平成12年12月から実施
3.調査結果

<掘削工事における廃棄物対策>(平成13年7月2日発表済み)

1.封じ込め対策 掘削した廃棄物は、周辺環境への拡散を防止するため、全量構内処分するとともに、廃棄物を良質土で覆土する「廃棄物の封じ込め」対策を実施する。
また、ダイオキシン類濃度が3,000pg-TEQ/gを超過する廃棄物については、LNGタンク周辺盛土内に遮水シート等による封じ込め対策(高度)を行う。
2.工事中の環境保全対策
 大気対策:
  • 掘削、運搬、仮置きをする場合はダイオキシン類の飛散を防止するのが最重要と考え、散水、シート養生、コーティング剤の散布並びに工事車輌の洗浄を実施する。
  • 対策が確実に実施されていることを確認するため、掘削箇所及び敷地境界において大気中のダイオキシン類濃度の測定を定期的に実施するとともに湿潤状態の常時確認を行う。
  • 工事開始後の掘削工事中に敷地境界での濃度を測定し、強風との相関から作業基準の検討を行い工事にフィードバックする予定である。
 水質対策:
  • 工事中、掘削に伴い発生した排水は、排水処理装置を設置し、排水基準(10pg-TEQ/リットル)以下に処理して排水する。
  • 装置は重金属も処理できる設備で、ダイオキシン類は砂ろ過、活性炭吸着で処理する計画である。
  • 排水及び周辺海域のダイオキシン類濃度を定期的に測定する。

 作業員対策:

  • 調査結果から、大気・水質についての作業員への影響はほとんど無いものと考えられるが、ダイオキシン類を含む廃棄物が存在するため、作業員の健康保持を最優先する立場から、掘削等により廃棄物を取り扱う作業員は、必要に応じ呼吸用保護具、素肌の露出しない服装、ゴム手袋、フェイスシールド等の保護具を使用する計画である。
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