プレスリリース
2001
2001年5月2日
美浜発電所1号機の定期検査開始について
1.今回の定期検査を利用して実施する主な工事等
- (1)原子炉容器上部ふた取替工事 (添付1、図-1、図-2参照)
- 中長期的な保守性、経済性等を総合的に勘案し、将来的な健全性維持を図るという予防保全の観点から、既設の原子炉容器上部ふたを撤去し、新しい型の原子炉容器上部ふたに取り替えます。
なお新上部ふたには、平成11年1月29日に発生した大飯発電所2号機での制御棒落下事象を反映し、工場にてあらかじめラッチアセンブリに保護被膜を形成させ、腐食予防を図ります。 - (2)中央制御盤取替工事 (図-3参照)
- 操作部分と監視部分とに分離している中央制御盤について、監視性・操作性および保守性向上の観点から、監視部分の改造を行い、操作部分と一体化します。
- (3)原子炉容器照射試験片取出工事
- 中性子照射による原子炉容器の材料特性変化を定期的に把握するため、原子炉容器内部に設置している照射試験片を計画的に取り出します。
2.燃料集合体の取替え
- 燃料集合体全数121体のうち41体を取り替える予定です。
(取替用燃料集合体のうち、32体は新燃料集合体)
3.今後の予定
- 原子炉起動、臨界:平成13年 7月 下旬
調整運転開始 :平成13年 8月 上旬
本格運転再開 :平成13年 8月 下旬
以 上
<参考資料>