プレスリリース

2000年7月26日

大飯発電所1号機の定期検査開始について

  1.検査目的
 燃料より漏えいする核分裂生成物を検出し、漏えいの有無を確認する検査。

  2.検査方法
 シッピングキャンの中に燃料集合体を入れ、キャリアガスとしてN2ガスをシッピングキャン内に充填後、N2ガスを16分間循環(約4分で1循環)させ、ガスサンプラ(NaI)でキセノン133のγ線計測を行う。
 キセノン133の時間経過に伴う変化率(cpm比)及びγ線スペクトル中のピークの検出(キセノンピーク比)から漏えいの判定を行う。
 また、ガス分析終了後、シッピングキャン内の水をサンプリングして放射性核種の化学分析により評価する方法を用いる場合もある。

  3.漏えい判定基準
cpm比 キセノンピーク比 判 定
2以下 - 漏えいなし
2を超え
3以下
1.5以下
1.5を超える 漏 え い
3を超える -

cpm比:
 最後4分間計数値の和
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 最初4分間計数値の和

キセノンピーク比:
 ピーク計数値と
 バックグラウンド計数値との比

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