プレスリリース

1999年10月14日

東海村ウラン加工施設事故を踏まえた原子力発電所の手順書等の調査結果について

1.調査方法
 当社の手順書等について、「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に基づく保安規定の各条文に照らし合わせ、不適切な作成、使用がされていないかという観点から、調査を行った。
     調査範囲については、保安規定のうち運転管理上重要な項目である運転管理、燃料管理、放射性廃棄物管理、放射線管理及び教育・訓練の各項目について確認する。

     に関連する手順書等について、保安規定の各条文との対比を行い、不適切な内容がないことを確認する。

     併せて、保安規定上要求されている試験、監視、手順書の作成、原子炉主任技術者の承認等といった各事項について、上記手順書等を通じて遵守していることを確認する。



2.調査結果
     保安規定の各条文を運用するにあたって、必要な事項の解釈や具体的な確認項目等を手順書等に展開して規定している。手順書等の制定・改正にあたっては、上位規定である保安規定の内容に抵触するものではないことを確認するとともに、必要に応じ、原子炉主任技術者が参加する原子力発電安全委員会、原子力発電安全運営委員会で審議された後、施行されることとなっている。
     調査の結果、保安規定の運転管理、燃料管理、放射性廃棄物管理、放射線管理及び教育・訓練の各項目に照らし合わせ、原子力発電所で使用されている手順書等について、不適切な作成・使用がないことを確認するとともに、実際の記録類から保安規定の各条項が遵守されていることについても併せて確認した。

以 上 

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