プレスリリース

1999年7月26日

関西電力地球環境アクションプランについて
-取り組みの成果と今後の方向性-

 関西電力株式会社は、平成11年度 NEDO共同実施等推進基礎調査として、「ウクライナ国 シメロポロスカヤ火力発電所改修基礎調査」を実施することとなりました。
 シメロポロスカヤ火力発電所は、クリミア半島に電力と熱を供給する重要な発電所ですが、ボイラ・蒸気タービン等の設備は運転開始後40年以上経っており、老朽化が進んでいます。そこで、この発電所を最新の技術によるコンバインドサイクルプラントに転換し、二酸化炭素の排出削減を図るための基礎調査を行います。
 なお、当プロジェクトは、住友商事株式会社と共同で実施するものです。

  1. 対象設備(シメロポロスカヤ火力発電所)
     場 所:ウクライナ国クリミア州 シメロポロスカヤ
     設 備:ボイラ(75Gcal/h)×3台
         蒸気タービン(50MW)×2台
         ガスタービン(100MW)×2台
         熱供給専用ボイラ(100Gcal/h)×2台
     燃 料:天然ガス/軽油


  2. 調査内容
     既設発電設備を、高効率のコンバインドサイクル発電設備に更新することによる温室効果ガス排出量削減を目的とし、基礎調査を行います。主な調査項目は以下のとおりです。
    (1)プロジェクト基本事項
        技術導入の必要性、意義等。
    (2)プロジェクト計画の具体化
        実施サイトの概要、プラント改修内容、実施体制等。
    (3)プロジェクト効果
        温室効果ガス排出削減効果、省エネ効果の算出。
    (4)収益性
        経済的投資回収効果等。


  3. 調査期間
     契約締結後~平成12年3月末まで。


  4. 参加主体
     日本側   :関西電力株式会社、住友商事株式会社
     ウクライナ側:クリメネルゴ社

以 上  

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