プレスリリース
1999
1999年7月26日
関西電力地球環境アクションプランについて
-取り組みの成果と今後の方向性-
地球温暖化による自然・社会経済への影響は、今後、長期的スパンで顕在化し、影響を受ける地域も地球的な広がりを持つことから、地球温暖化問題の解決のためには、中長期的・地球的視野をもって総合的に対応することが必要です。
関西電力は、温室効果ガス削減をめざし、より広くより深く可能性を追求するための総合的な対策として「ニューERA(イーラ)戦略」を積極的に展開してきました。
特に、本年度からは、海外での取り組みを一層充実するため、従来「Absorption」として取り組んでいた「自然界の吸収源の拡大」に関する研究を、さらに拡大・発展させ「Activities Abroad」とし、吸収源の拡大のみならず幅広く国際的活動を展開します。
関西電力は、温室効果ガス削減をめざし、より広くより深く可能性を追求するための総合的な対策として「ニューERA(イーラ)戦略」を積極的に展開してきました。
特に、本年度からは、海外での取り組みを一層充実するため、従来「Absorption」として取り組んでいた「自然界の吸収源の拡大」に関する研究を、さらに拡大・発展させ「Activities Abroad」とし、吸収源の拡大のみならず幅広く国際的活動を展開します。
Efficiency:社会全体のエネルギー利用の効率化
Reduction:電力供給における温室効果ガス排出量の削減
Acitivities Abroad:自然界の吸収源の拡大など海外での取り組み
<Acitivities Abroad> これまで、インドネシアの大学やオーストラリアの研究所などの海外の研究機関と「自然界の吸収源(Absorption)の拡大」に関する研究を行ってきました。一方、地球温暖化防止京都会議(COP3)において京都メカニズム(排出量取引、共同実施、クリーン開発メカニズム)の導入が決定され、CO2削減のための国際的枠組み整備が進められるなど、国際的取り組みの重要性が高まってきています。
当社の活動もこれに対応し、本年度から「ニューERA戦略」の「A」を「Absorption」を含む「Activities Abroad」すなわち「自然界の吸収源の拡大など海外での取り組み」に拡大して、CO2削減に向けた国際的取り組みをより一層充実していきます。
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[取り組み事例]
- 大規模な植林に応用できる熱帯林再生技術の開発(インドネシア)
- 沿岸域の生態系を総合的に利用するCO·吸収·固定化技術の開発(オーストラリア、タイ)
- 砂漠緑化プロジェクトへの参画(サウジアラビア)
- 既設火力発電所の運用改善による熱効率修復(タイ)
- 地方電化プロジェクト(インドネシア)
- コナコボ発電所コンバインドサイクル化基礎調査(ロシア)
- シメロポロスカヤ火力発電所改修基礎調査(ウクライナ)
以 上