お知らせ・更新情報

2021年2月24日

奥多々良木発電所 PCB混入絶縁油の不適切な取扱い等を踏まえた点検結果について

 当社は、奥多々良木発電所(兵庫県朝来市)において、微量のPCB※1が含まれる絶縁油(38L※2)の不適切な取扱いが判明したため、兵庫県但馬県民局および兵庫県西播磨県民局に報告しました。
 また、類似事例の有無を確認した結果、喜撰山発電所(京都府宇治市)において、分析したPCB混入絶縁油を保管していたにも関わらず、保管に必要な措置と所管行政への保管状況の届出を行っていないことが判明し、京都府山城北保健所に届出を行いました。

  • ※1:「Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)」
    有機塩素化合物の一種。安定性、耐熱性、絶縁性に優れていることから電気絶縁材などに使用されてきたが、有害性が問題となり、1972年(昭和47年)以降は、生産されていない。
  • ※2:分析2回分(19L/回)

2020年11月4日お知らせ済]

 その後、水力発電所のPCB含有機器の点検・工事およびPCB廃棄物の保管において、同様の不適切事例の有無について点検を実施しました。その結果、奥多々良木発電所(兵庫県朝来市)、朝来水力センター(兵庫県朝来市)、鳩谷発電所(岐阜県大野郡)で保管されていたPCB廃棄物について、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基づく、所管行政への届出漏れが判明しました。
  届出漏れについては、いずれも報告済みであり、所管行政の指示に従い、必要な措置を講じています。

 関係者の皆さまには、ご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
 当社は、PCB廃棄物を取り扱う際の業務手順の明確化やコンプライアンスの再徹底など、再発防止に努めてまいります。

  • ※PCB廃棄物を保管および処分した場合は、翌年度に都道府県知事に届出を行うこととなっている。また、保管場所で全てのPCB廃棄物を処分もしくは処分を委託した場合については、20日以内に届出を行うこととなっている。

以 上