原子力発電について
公開情報

2010年5月14日
関西電力株式会社

 高浜発電所1号機は、定格熱出カー定運転中において、5月14日、タービン動補助給水ポンプ※1の定期試験を実施していたところ、「タービン動補助給水ポンプ制御油圧低」の警報が発信しました。直ちにポンプを停止し状況を確認したところ、油タンクの油面が低下しポンプの軸受からの漏油を確認したことから、タービン動補助給水ポンプは動作可能でないと判断し、10時51分、保安規定の運転上の制限の逸脱を宣言しました。
 運転上の制限からの逸脱に伴い、保安規定上で要求されている措置として、残り2台の補助給水ポンプが動作可能であることを確認しました。また、動作可能でないと判断した補助給水ポンプについては、今後、軸受け部の分解点検を実施し、漏油の原因を調査することとします。

(5月18日0時15分、運転上の制限の逸脱からの復帰を宣言しました。)

  • ※1 補助給水ポンプとは、蒸気発生器への通常の給水ができなくなった場合に、これをバックアップするためのポンプ。高浜1号機には、蒸気駆動型のタービン動補助給水ポンプ1台と電動機駆動型の電動補助給水ポンプ2台を設置している。通常時は3台とも待機状態にあり、定期的に運転して異常のないことを確認している。

以 上

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