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原子力事業本部
若狭トピックス
当社は、美浜発電所３号機について新規制基準にかかる運転期間延長認可申請に必要な特別点検に５月16日から着手しました。
特別点検とは、法令に基づき運転開始後40年を超過するプラントの運転期間延長認可申請を実施する場合に、あらかじめ行う原子炉容器等の劣化状況等の点検のことで、出力や型式が同じ高浜発電所１、２号機の特別点検の結果や、運転期間延長認可申請の申請期間が平成27年９月１日から12月１日までであることを踏まえ、特別点検を実施することを決定したものです。今後、原子炉容器や原子炉格納容器、コンクリート構造物の対象機器の点検を行い、その結果を踏まえた上で、運転期間延長認可申請について判断する予定です。
美浜発電所３号機の特別点検の概要
※１ 超音波の反射によって欠陥の有無を確認
※２ 材料に渦電流を発生させ、その電流の変化によって表面欠陥の有無を確認
〈現在、原子力規制委員会の審査を受けていることから、審査状況によっては、今後、追加の対策工事等が必要になることもあります〉
高浜発電所３、４号機の新規制基準適合にかかる津波防護対策工事として進めてきた「放水口側防潮堤(T. P.※３＋8.0m）設置工事」および「取水路防潮ゲート（T. P. ＋8.5m）設置工事」が平成27年３月末に完了しました。
今回完了した防護対策により、敷地への津波（想定される津波の最大の高さ〔入力津波〕T. P. ＋6.7m）の浸水を防止します。
※３ T. P.（Tokyo Peil、東京湾平均海面）…日本全国の土地の標高の基準
①放水口側防潮堤
②取水路防潮ゲート
