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越前若狭のふれあい 特別号 NO.32 2015年5月27日現在

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運転期間を60年と想定しても問題がないことを確認し高浜発電所1、2号機の運転期間延長認可申請を行いました

原子力規制委員会に運転期間延長認可申請書を提出する水田原子力事業本部副事業本部長(右)
原子力規制委員会に運転期間延長認可申請書を
提出する水田原子力事業本部副事業本部長(右)

 平成27年4月30日、当社は、原子炉等規制法に基づき、高浜発電所1、2号機の運転期間を60年とする運転期間延長認可申請書を原子力規制委員会へ提出しました。
 運転期間延長認可申請にあたっては、昨年12月1日から原子炉容器や原子炉格納容器などの点検(特別点検)を実施しました。
 また、原子炉施設の安全を確保する上で重要な機器・構造物(ポンプ、配管、弁、建屋等)を対象に、健全性について評価(高経年化技術評価)を行った結果、特別点検の結果等を踏まえた劣化の状況を勘案しても、現状の保守管理に加え、追加保全(長期保守管理方針)により60年までの運転期間を想定しても問題がないことを確認しました。
 原子力発電所の運転期間は、原子炉等規制法において、運転を開始した日から起算して40年とされていますが、その満了に際し、原子力規制委員会の認可を受けることで、1回に限り20年を上限として延長が可能です。今回、当社はこの法律に基づき、高浜発電所1、2号機について「特別点検結果報告書※1」「高経年化技術評価(劣化状況評価書)※2」「長期保守管理方針(保守管理に関する方針書)※3」を併せて提出し、運転期間延長認可申請を行ったものです。
 当社は、引き続き、原子力発電所の安全性・信頼性の向上に努め、地元をはじめとする皆さまのご理解を賜りながら、原子力発電を重要な電源として活用してまいります。

※1 特別点検結果報告書…これまでの運転に伴い生じた原子炉その他の設備の劣化状況の把握結果を記載

※2 高経年化技術評価(劣化状況評価書)…延長しようとする期間における運転に伴い生ずる原子炉その他の設備の劣化の状況に関する技術的な評価の結果を記載

※3 長期保守管理方針(保守管理に関する方針書)…延長しようとする期間における原子炉その他の設備についての保守管理に関する方針を記載

高浜発電所1、2号機の安全性への取組み等は次ページで詳しくお知らせします

特別点検結果の概要

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