エネルギー・環境教育

なぜ?なに?サイエンス

Q13. 光はまぜると何色になるの?

A13.光の三原色

光はまぜると何色になるの?

絵の具を使って絵を描いたことはありますね。12色とか24色とかのセットに使いたい色がないとき、「赤と青をまぜてむらさきにして・・・」というふうに、2つの色をまぜて別の色をつくったこと経験はみんなにあるでしょう。
光の場合もそれと同じ。赤、緑、青という3つの色をさまざまな割合でまぜれば、いろんな色をつくることができます。この3色を「光の3原色」といいます。
ただし、絵の具とちがうところは、光はまぜていくとだんだん白っぽく、明るくなっていくということ(絵の具は、いろいろまぜると真っ黒になってしまいますね)。
下のイラストを見てください。
光はまぜると何色になるの?
赤と緑をまぜて黄色、青と緑をまぜて水色、というふうに色はまざっていますが、どれも最初の色よりも明るくなっています。そして、3つの色が同じ割合でまざっている真ん中はまっ白になります。この白い光は、太陽の光と同じ。

発展学習テレビ

テレビにいろんな色がうつるのはどうして?

テレビにいろんな色がうつるのはどうして?
光の3原色を利用しているのが、テレビの画面。虫メガネを近づけて、画面をよく見てみてください。いろんな色でにぎやかなはずが、よくよく見ると、赤・緑・青の色のつぶがまざりあっていることに気がつくはず。3色の色のつぶつぶが、はなれるとまざって見えるので、いろんな色を楽しめるわけです。
今のテレビは36億色以上も表示できるといわれますが、元をたどれば「赤、緑、青」の3色だけで成り立っています。この赤・緑・青の明るさを2000以上もの段階で調整できるので、組み合わせを変えることで細かな色を表現できるのです。
ちなみに、初めてテレビに映ったものがなにか、聞いたことがありますか。
答えは、イロハの「イ」。日本語です。
テレビは実は、日本人の発明なのです。
テレビを発明したのは、高柳健次郎という人。高柳さんは、「テレビの父」と呼ばれています。
高柳さんは、1926年(大正15)年、世界で初めて電波を受信してブラウン管に画像をうつす実験に成功しました
日本の電子器機に関する技術は、昔からすぐれていたのですね。日本はこんにちまで、テレビを発明した国として、大画面液晶(えきしょう)テレビなどの商品でこの業界をリードしています。
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