よくあるご質問

原子力発電所の耐用年数は40年なのですか?

原子力発電所が建設された当時、運転期間に対する法令上の定めはありませんでしたが、福島第一原子力発電所事故の後に改正された法律によって、運転できる期間は運転開始から40年と規定されました。ただし、原子力規制委員会の認可を受ければ、運転期間を20年を超えない期間で、1回に限り延長できます。

この40年という期間は、原子力プラントの寿命や耐用年数ではありません。日常的な点検や計画的な機器の取替えなど、適切な保守管理を実施し、さらに、常に最新の技術基準に対応していくことにより、長期間運転継続した原子力プラントでも高い安全性が確保されます。

また諸外国においても、多くは法的な寿命制限を設けていません。
例えばアメリカでは、当初の運転認可期間は40年ですが、認可更新できる制度(10CFR Part54)があり、2020年5月末時点で、運転中のプラントのうち9割以上が60年の運転認可更新済みです。
また、2回目の運転認可更新(80年の運転)の認可を得たプラントもあります。

さらに詳しくは「高経年化に関するFAQ」をご覧ください。

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