プレスリリース
2020
2020年8月28日
関西電力株式会社
御坊発電所におけるばいじん濃度の環境保全協定値超過に関する原因および対策について
 当社は、定期検査を実施している御坊発電所3号機(60万kW)において、8月3日、試運転中に排ガス中のばいじん濃度測定※を実施したところ、測定結果が、和歌山県、御坊市、美浜町との環境保全協定値(0.010g/m3N以下)に対し、0.016g/m3Nであったため、発電設備を停止しました。
     地元の方々をはじめ、関係者の皆さまにはご迷惑おかけし、深くお詫び申し上げます。
     なお、本事象に伴う怪我人や設備損壊は発生していません。
※ばいじん濃度測定とは、排ガス中の微粒子濃度を測定するもの
[8月3日お知らせ済み]
その後、原因究明および再発防止対策の検討を行っておりましたが、本日、それらを取りまとめましたので、お知らせします。
- 1.原因
 - アンモニア※流量計の「アンモニア注入量の計測不良」および「アンモニア注入量の監視不足」
※ばいじんを電気集じん器で捕集しているが、集じん性能を確保するために、必要な量のアンモニアを電気集じん器に注入している
 - 2.再発防止対策
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- (アンモニア注入量の計測不良を改善)
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- ・アンモニア流量計の点検・調整方法を標準化
 - ・アンモニア流量計の取替え
 
 
- (アンモニア注入量の監視不足を改善)
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- ・アンモニア注入量を監視するための警報機能を追加
プラント停止時…アンモニア流量計に流量が指示された際に警報を出す
プラント運転時…アンモニアが適正注入量よりも低下した際に警報を出す
 - ・プラント起動・停止操作時におけるアンモニア流量計の健全性を確認
 
 - ・アンモニア注入量を監視するための警報機能を追加
 
 
以 上
