プレスリリース
2019
2019年8月29日
関西電力株式会社
国土交通省 新丸山ダム建設事業に伴う笠置発電所の最大出力の増加について
当社は、国土交通省の新丸山ダム建設に伴い、既設の丸山ダムの水位が6.5m上昇する計画であることから、影響を受ける当社の笠置発電所の機能を回復するため、最大使用水量を変更するとともに、水車・発電機取替え等の工事を実施し、最大出力を27,500kW増加させることとしました。
当社は、2016年12月から、新丸山ダム建設に伴う対策工事を進めてまいりましたが、この度、国土交通省と笠置発電所に関する補償契約が締結され、笠置発電所の機能回復のため最大使用水量を増加することになりました。また、2019年7月から道路拡幅等の準備工事を行っており、9月から笠置発電所の水路工作物の補強および防水壁設置ならびに水車・発電機取替えといった工事を実施してまいります。
今後、2029年度に国土交通省の新丸山ダムが竣工予定であり、当社は、それまでに関係者のご指導と地元の方々のご理解を賜りながら、安全を最優先に工事を進めてまいります。
当社グループは、「低炭素」のリーディングカンパニーとして、2030年代に国内外で再生可能エネルギー電源の設備容量600万kWを目標に、200万kW以上の新規開発に取り組んでおり、今後も引き続き、地域の皆さまのご理解を賜りながら、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献してまいります。
現在の最大出力 | 工事後の最大出力 (計画) |
工事期間 | |
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笠置発電所 | 41,700kW | 69,200kW | 2019年9月~ 2025年5月(予定) |
所在地 | 岐阜県恵那市 |
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水系・河川名 | 木曽川水系 木曽川 |
発電所形式 | ダム式 |
最大出力(現在) | 41,700kW(3基) |
最大使用水量 | 165.83m3/s(現在) ⇒261.00m3/s(竣工後) |
対策工事の概要 | ・水路工作物の補強および防水壁設置 ・水車発電機取替え |
以 上