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2019年7月12日
関西電力株式会社
合同会社K4 Ventures

ヒラソル・エナジー株式会社との資本業務提携について

 合同会社K4 Ventures(以下、K4V)はこのたび、関西電力グループ(以下、当社グループ)のさらなる成長を目的として、電力線通信技術※1を活用した、太陽光パネル監視技術を持つベンチャー企業「ヒラソル・エナジー株式会社(以下、ヒラソル・エナジー)」が行う第三者割当増資に応じるとともに、関西電力株式会社およびK4Vならびにヒラソル・エナジーの三者は、ヒラソル・エナジーと当社グループの経営資源を活用した新サービス開発・提供に関する業務提携について合意しました。

 当社グループは、革新的な技術やビジネスモデルを有するベンチャー企業との連携を強化するため、子会社であるK4Vを投資主体とするベンチャー投資の仕組みを整備しており、今回の出資は、11件目のベンチャー投資で、直接投資としては9件目となります。

 ヒラソル・エナジーは、独自の電力線通信技術を活用し、太陽光発電設備をパネル単位で保守管理するIoTプラットフォーム「PPLC-PV※2」を開発しています。当該システムを用いて、太陽光パネルに取り付けたセンサから収集した電圧や温度などのデータを解析することで、太陽光発電設備の稼働状況を遠隔で監視できます。それにより、設備の保守点検に係る費用の低減や、データ解析により不具合を検知し対応することで発電量の最大化の実現を目指しています。

 今後、当社グループの太陽光発電設備を利用した実証試験を行い、当社グループの電力ビジネスにおける知見やノウハウとヒラソル・エナジーが保有する太陽光発電設備をパネル単位で監視する技術を融合させ、当社グループでの活用や、お客さまへ新たなサービスの開発・提供を共に目指します。

 当社グループは、7月1日に設立したイノベーションラボを核にイノベーションをさらに加速して新たな事業・サービスを創出し、お客さまや社会の幅広い課題の解決に貢献してまいります。

  • ※1:電力線を通信回線として利用する技術。
  • ※2:A Pulse Power Line Communication for Series-Connected PV Monitoringの略。太陽光パネルの直列接続線に、パルス状の電流を送り、当該電流を活用して、個別のパネルの電圧や温度などの情報を把握するシステム。

以 上

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