プレスリリース
2019
2019年4月9日
関西電力株式会社
原子力発電所の運転実績等について(2018年度)
1.運転実績の総括[表-1]
2018年度の当社原子力発電所(7基、657.8万kW)の運転実績は、下表のとおりです。
2018年度実績 | 2017年度実績 | |
---|---|---|
発電電力量 | 約314.8億kWh | 約137.4億kWh |
時間稼働率※1 | 約47.5% | 約19.4% |
設備利用率※2 | 約54.6% | 約18.0% |
- ※1:
- 1年間の暦日時間数(365日×24時間)に対し、実際に発電した時間数の割合。
- ※2:
-
定格電気出力で1年間運転した場合の発電電力量に対し、実際に発電した電力量の割合。
定格熱出力一定運転による発電電力量増加分を含む値。
2.運転状況
2018年度に定期検査を実施したプラントは2基あり、高浜発電所4号機は5月18日から9月28日(調整運転期間※1含む)、3号機は8月3日から12月7日(調整運転期間※1含む)まで定期検査を実施しました。
また、大飯発電所3号機は、3月14日に原子炉を起動し、4月10日に本格運転に移行、4号機は、5月9日に原子炉を起動し、6月5日に本格運転に移行しました。
現在、美浜発電所3号機、高浜発電所1、2号機、大飯発電所1、2号機※2において定期検査を実施中です。
なお、廃止措置作業中の美浜発電所1号機は1月21日、2号機は1月22日から第2回施設定期検査を実施中です。
- ※1 並列から総合負荷性能検査終了までの期間。
- ※2 法律上、定期検査は廃止措置計画の認可を受けた日をもって終了とみなされる。
(2)異常事象等[表-4]
法律に基づき国へ報告した事象2件[2017年度実績:0件]、安全協定に基づき報告した異常事象は5件※[2017年度実績:4件]、保全品質情報4件[2017年度実績:0件]、合計9件あり、いずれの事象においても周辺環境への放射能の影響はありませんでした。
異常事象等9件の内訳として、保安規定の運転上の制限の逸脱が3件、保守管理不良が3件、計画線量超過が1件、労働災害が1件、火災が1件でした。
※「法律に基づき国へ報告した事象2件」を含む
新燃料、使用済燃料、低レベル放射性廃棄物の輸送実績は、表-5、6、7に示すとおりでした。
以 上