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2019年2月21日
関西電力株式会社

「関西エナジーソリューションズ(タイランド)社」と「テイジン(タイランド)社」の熱電供給事業に関する基本契約の締結について

 当社の100%子会社である「関西エナジーソリューションズ(タイランド)社(以下、K-EST)」は、本日、「テイジン(タイランド)社」と熱電供給事業に関する基本契約を締結いたしました。

 当社は、日本国内において、最適なエネルギーシステムの構築・運用に関するソリューション提案を通じて、省エネ・省コスト・省COなど、お客さまの多様なニーズにお応えする取組みを推進しておりますが、タイ王国においても、コージェネレーションシステムによる熱電供給事業を行うため、昨年8月、同国内にてK-ESTを設立しておりました。

 K-ESTは、当社において、エネルギー利用に関するソリューション提案を目的とした初めての海外子会社であり、本プロジェクトはK-ESTにおける初めての熱電供給事業案件となります。
 具体的には、K-ESTが設置・運用するコージェネレーションシステムにより、同国内のアユタヤ県バンパインにあるテイジン(タイランド)社の衣料・インテリア・自動車向けポリエステル繊維の製造工場に対して、2020年7月にも電気、蒸気および熱の供給を開始する予定で、その後15年間にわたり熱電供給を行うものです。

 また、優れた低炭素技術の活用によりタイ王国における温室効果ガスの排出削減を行う本プロジェクトは、環境省の平成30年度「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されており、15年間で約26万tのCO削減を見込んでいます。

 当社は、日本国内のソリューション提案で培った技術やノウハウを活用し、海外においても、お客さまのエネルギーコストや環境負荷の低減を促進し、エネルギー利用に関するソリューションを提供してまいります。

以 上

  • ※二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism : JCM)とは、優れた低炭素技術やインフラの導入等を通じて開発途上国における温室効果ガスの排出削減を行い、その削減への我が国の貢献を定量的に評価することにより、我が国の温室効果ガス削減目標の達成に活用する制度。
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