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2018年12月18日
関西電力株式会社
株式会社ケイ・オプティコム

神戸市 三宮周辺地域におけるデータ利活用型スマートシティの実現に向けた「街なかの人流見える化実証実験」の開始について

 関西電力株式会社(以下、関西電力)および株式会社ケイ・オプティコム(以下、ケイ・オプティコム)は、都市が抱える地域活性化などの社会課題解決を目的に、神戸市や神戸大学とともに神戸市 三宮周辺地域において、データ利活用型スマートシティ※1の実現に向けた「街なかの人流見える化実証実験」を本日より開始します。

 本実証は、三宮周辺地域の街灯等に設置した赤外線センサーにより、人の流れや人数を計測しマップ上で可視化します。さらに、計測した人流データを分析し、神戸市に提供することで三宮周辺地域の再整備における基礎データとして活用するとともに、地域の活性化に繋げるものです。

 具体的には、対象地域(約150箇所)に設置した赤外線センサーで計測したデータを、ケイ・オプティコムが提供する低消費電力で広範囲をカバーできるLPWA無線技術(LoRa方式※2)を活用したIoTサービスを利用して収集し、街全体の人の流れや人数などの情報をマップ上にリアルタイムで表示します。また、収集したデータは気象情報やイベントの開催情報などと掛け合わせ、通行量の把握や予測、イベントの効果把握などに利用いたします。
 今回の実証実験は人流計測データを高精度、リアルタイムかつ低コストに収集できる点が特長で、実施範囲という点で国内最大規模となります。

 今後は、カメラ映像から抽出した属性情報など様々な価値データの利活用について検討するとともに、AI技術による迷子や体調不良者の検知など、街の安心・安全に繋がる実証実験にも取り組む予定です。

 関西電力グループは、本実証実験を通じて、データ利活用型スマートシティの実現を支援するとともに、データを提供・分析・利活用する多様な企業や団体と積極的に連携し、地域や生活に密着した事業者として、地域社会の発展に貢献してまいります。

以 上

  • ※1:都市から収集した様々な分野のデータを活用して、都市が抱える様々な課題を分野横断的に解決するスマートシティ型の街づくりのこと。
  • ※2:Long Rangeの略で、通信速度を抑える代わりにコストが安く、高い建物など遮蔽物が少ない条件下では、少ない消費電力で数km程度の長距離通信が可能な無線通信サービス。
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