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2018年10月6日
関西電力株式会社

高浜発電所1号機 格納容器上部遮蔽設置工事における協力会社作業員の負傷について

 高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット、第27回定期検査中)は、安全対策工事の一環で、格納容器上部遮蔽設置工事を行っていますが、本日11時00分頃、協力会社作業員が負傷しました。

 当該作業員は、アニュラス※1内の通路におり、約7m上から落下してきた鉄材(L型・長さ2m・重さ20kg)に当たり、背中を負傷しました。
 負傷した作業員は、直ちに病院に搬送され、現在治療中です。

 アニュラスには、格納容器外面に沿って一定の高さごとに通路が設置されていますが、格納容器外面と通路の間には隙間(約10cm)があります。当時、被災場所の約7m上の通路で、鉄筋の搬入作業を行っており、作業エリア確保のために既に仮置きされていた鉄材を移動させた後、この隙間から落下したものです。

 当社としては、負傷された方の一日も早いご回復をお祈りいたしますとともに、今後、原因について調査を行い、再発防止に努めてまいります。

  • ※1:原子炉格納容器と原子炉建屋の間にある気密性の高い円環状空間。その空間を負圧に保つことで、 事故時に原子炉格納容器から漏えいする放射性物質を閉じ込める機能を有する。

以 上

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