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2018年5月11日
関西電力株式会社

当社設備工事における工事費負担金の精算誤りについて

 当社は、お客さまに工事費をご負担いただいて実施する送配電設備の工事において、工事費負担金の精算に誤りがないかを過去に遡って調査したところ、一部の工事において、精算誤りがあったことを確認しました。

 当社では、託送供給等約款などに定める一定の種類の工事については、工事費負担金を算定し、申し受けたうえで工事を実施し、工事後に実際にかかった資材費や工費等に応じて精算を行っております。

 今回の事案は、撤去工事を伴う設備工事において、撤去資材の残存価額を差し引いて工事費負担金を算定し、差額の精算を行う必要があったものを、当該残存価額を差し引かずに精算していたものです。
 平成27年度から29年度までの過去3カ年を対象に調査を完了した時点で、9件(計約2,100万円)の控除漏れがあったことを確認しております。

 今後、上記以外の期間を対象とした調査を進めるとともに、精算誤りのあったお客さまには、事案の内容を丁寧にご説明させていただき、個別に協議のうえ、できる限り速やかに再精算(返戻)の手続きを進めさせていただきます。

 本事案は、工事費負担金の精算に関する理解不足や確認不足が要因と考えており、当該業務に携わる者へ、撤去資材の残存価額の扱いを改めて周知徹底するとともに、今後、業務で使用する様式を統一するなどの対策を行います。

 当社としては、本件を重く受け止め、今後、二度とこのようなことを起こさないよう、再発防止を徹底してまいります。

以 上

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