プレスリリース
2016
2016年6月13日
関西電力株式会社
姫路第二発電所4号機 ガスタービンからの排気ガス温度の一部上昇による運転停止に関する点検結果について
姫路第二発電所4号機(定格出力:48.1万kW)は、通常運転中の4月5日、午前11時32分頃、ガスタービンから出る排気ガスの温度を監視するために複数の温度検出器を設置していますが、そのうちの1台で温度の上昇が確認※1されたことから、午後0時7分に発電を手動で停止しました。
[平成28年4月5日 お知らせ済み]
運転停止後に状況を確認した結果、ガスタービン燃焼器※2の損傷を確認し、復旧までには時間を要することが判明したため、今夏に予定していた定期点検の着手を4月11日に前倒しし、並行して復旧作業を行いました。
その後、分解点検を実施した結果、ガスタービン燃焼器に可燃物が流入し、ガスタービン燃焼器の一部が焼損したことで異常燃焼に至り、排気ガス温度の一部が上昇したものと推定しました。
焼損したガスタービン燃焼器を取り換え、可燃物の流入を防止するための管理を徹底した上でガスタービンの組み立てを行い、試運転による機能確認を行った結果、設備の健全性が確認されたため、本日、午後2時01分に通常運転を開始しました。
※1:複数ある温度検出器の瞬間の平均温度と1つの温度検出器の瞬間の温度が、20℃以上乖離した。
※2:燃料と圧縮空気を混合し着火・燃焼させることにより、ガスタービンを回転させるための高温高圧ガスを発生させる装置。
既設5号機 | 既設6号機 | 1号機 | 2号機 | 3号機 | 4号機 | 5号機 | 6号機 | |
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運転開始 | 昭和48年 10月 |
昭和48年 11月 |
平成25年 8月 |
平成25年 11月 |
平成26年 3月 |
平成26年 7月 |
平成26年 9月 |
平成27年 3月 |
定格出力※ | 60万kW | 60万kW | 48.1万kW | 48.1万kW | 48.1万kW | 48.1万kW | 48.1万kW | 48.1万kW |
*1号機から6号機の定格出力は、運転開始当初はそれぞれ48.65万kWであったが、平成27年6月10日に発表を行った応急対策工事の実施により46万kWとなり、平成27年12月3日の届出 により、48.1万kWとなっている。
- 所在地:兵庫県姫路市
飾磨区妻鹿常盤町 - 燃料:天然ガス
以 上