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2016年2月20日
関西電力株式会社

高浜発電所4号機の管理区域内における水漏れについて

 高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット、第20回定期検査中)は、本日15時42分頃、1次冷却材系統の昇温に向け化学体積制御系統の水をほう素熱再生系統に通水したところ、「一次系床ドレン注意」警報が発信しました。
 このため、15時45分に当該系統への通水を停止するとともに、当社運転員が現場を確認したところ、4号機の原子炉補助建屋の脱塩塔※1室前(EL10.5m)の床面に水溜り(約2m×約4m×約1mm:約8リットル)を発見しました。

 その後、水溜り(放射能量は約1.4×104Bq※2(約1.74Bq/cm3×8リットル))は拭き取り、水溜りのあった箇所は汚染が無いことを確認しました。

 また、漏えいした水については、この水溜り以外にも、床面に漏れた水が原子炉補助建屋サンプ等に回収されたものもあり、これらを全て合わせると約34リットルであり、この放射能量は約6.0×104Bqと評価しています。

 現在、漏えいの原因等を調査中です。

 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。また、運転パラメータへの影響はなく、プラントは安定した状態です。

  • ※1:1次冷却材から樹脂を用いて不純物を取り除くろ過設備。
  • ※2:今回の水溜りの推定放射能量(約1.4×104Bq)は、国のトラブル事象の基準値(3. 7×106Bq)に比べ、200分の1以下の値となっています。

以 上

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