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2016年2月2日
株式会社読売新聞大阪本社
讀賣テレビ放送株式会社
MID都市開発株式会社
関電不動産株式会社
関西電力株式会社

よみうり文化センター(千里中央)再整備事業 商業施設「SENRITO よみうり」 2017年春 全面開業へ

 株式会社読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放送株式会社は、MID都市開発株式会社(*1)、関電不動産株式会社(*2)、関西電力株式会社の3社(以下「関電グループ」)を共同事業者として、大阪府豊中市の千里中央駅前の「よみうり文化センター(*3)」建て替えによる再整備事業(以下、本事業)を進めています。このうち、読売新聞大阪本社と読売テレビが共同で建設・運営する商業施設「SENRITO よみうり」のⅡ期新築工事について、2月2日、着手しました。Ⅱ期ではイオンモール株式会社(*4)が店舗開発に参画し、グルメスーパーや専門店など計30~35店を展開します。3月には、関電グループが手がける52階建てタワーマンションも着工を迎えます。商業Ⅱ期は2017年春のオープンを予定しており、すでに営業中のⅠ期とあわせて、商業施設が全面開業します。マンション竣工による事業全体の完成は、2019年春の見込みで、商業施設とマンションからなる新しい街「SENRITO」が誕生します。

計画建物
商業Ⅱ期のエントランス部

 本事業は、1977年の設立以来、地域の皆さまに親しまれてきたよみうり文化センターを解体し、商業施設(地上7階、地下1階)と、タワーマンション(地上52階、地下1階)を建てるものです。商業施設は、1~4階に店舗やクリニックが入り、5~7階は計401台を収容する駐車場となります。今回、着工したⅡ期は商業施設の北部分にあたり、昨年7月に開業したⅠ期部分と一体の建物となります。マンションは事業区域の北西側に位置し、高さ約185メートルの建物に552戸が入ります。今春の販売開始を予定しています。

■イオンモールが専門店街を展開
 商業Ⅱ期は、国内外でショッピングモール事業を展開するイオンモールがマスターリースします。ストアコンセプトは「“ちょっとの時間”をコバレのトキに 北摂スマートライフを創造」。郊外型の大型店とは一線を画した、都心の駅前にふさわしい最先端の専門店街となります。1階には高品質な食材からこだわりの逸品まで取り揃えたグルメスーパーなどが入ります。2~4階では、生活をより快適にするインテリアやデイリー雑貨、女性に人気の自然派コスメ、高品質な衣料などを幅広く品揃えし、「良質な都市生活」の場を目指します。
■千里の新たなランドマークとなるタワーマンション
 52階建てのタワーマンションは、定期借地権付き建物として関電グループが建設します。建物高約185メートルは千里地区最高を誇ります。関電グループの総力を挙げた取り組みにより、先進の「省エネルギー・省CO(二酸化炭素)」技術による環境配慮を実現。超高層建物のために開発された制震構造を採用し、72時間稼動の非常用発電機や防災倉庫も備えるなど、住民の皆さまに安心・安全・快適な暮らしを提供します。
■地域貢献につながる歩道橋やデッキ、多目的スペースを整備
 商業Ⅱ期のエントランスとなる北東部分の2階の高さには、豊中市との協定に基づき、千里中央駅につながる歩道橋を整備します。駅西側の道路をまたぐ既存の歩道橋を架け替え、商業Ⅱ期とタワーマンションに面する部分に歩行者デッキを新設して、駅周辺に整備されている歩行者空間と直結します。デッキは、マンション完成時期には、新御堂筋を渡る千里橋とつながる計画です。歩道橋とデッキは、いずれも24時間、一般に開放し、車路と完全に分離された人にやさしい回遊ルートを拡充します。また、商業Ⅰ期内に設けたイベントなどに使える吹き抜け空間「YOMIURI PLAZA」に加え、マンション2階には多目的スペース(小ホール)も設ける予定です。

(2015年12月8日撮影)

 読売新聞大阪本社、読売テレビ、MID都市開発、関電不動産、関西電力の5社は、千里中央駅前にふさわしい、価値の高い複合施設を整備することで、人を呼び込み、にぎわいを創出し、末永く地域の発展に貢献したいと考えています。街開きから半世紀を経た千里ニュータウン活性化のシンボルとなるよう努めます。

※1、2:
ともに関西電力グループの不動産開発会社。MID都市開発は「ロジュマン」、関電不動産は「エルグレース」ブランドで分譲住宅事業を手がけるほか、オフィスビル賃貸など総合不動産開発会社として事業を展開する。2016年4月1日に両社を統合し、「関電不動産開発」となる予定。
※3:
1977年、千里中央に読売新聞大阪本社と読売テレビが設立した総合カルチャーセンターで文化・健康系講座を展開していた。スイミングスクール事業は、SENRITOよみうり商業Ⅰ期で、大阪ガス系のオージースポーツが承継した。運営していた両社の合弁会社「株式会社よみうり文化センター」は、再開発事業に伴い、2015年7月に解散した。これとは別に読売新聞大阪本社が100%出資する「大阪よみうり文化センター」がある。
※4:
日本最大の小売業グループであるイオングループの中核を担う商業デベロッパー。国内外で162の商業施設を有し、近畿圏では32施設、大阪府下では10施設の管理・運営を手掛けている。本社は千葉市美浜区。
【計画概要】 (一部変更の可能性があります)
計画名称 : [仮称] よみうり文化センター(千里中央)再整備事業
計画地 : 大阪府豊中市新千里東町1丁目1番の3
建築主 : 株式会社読売新聞大阪本社 (商業)
讀賣テレビ放送株式会社 (商業)
MID都市開発株式会社 (住宅)
関電不動産株式会社 (住宅)
関西電力株式会社 (住宅)
設計者 : 株式会社日建設計一級建築士事務所 (商業)
株式会社大林組大阪本店一級建築士事務所 (住宅)
施工者 : 清水建設株式会社(商業)
株式会社大林組(住宅)
奥村組土木興業株式会社(歩道橋)
敷地面積 : 12,239.48m2
建築面積 : 10,353.63m2
建蔽率 : 84.60%
容積率 : 596.72%
延床面積 : 110,859.89m2/容積対象床面積73,034.89m2
商業床面積 : Ⅰ期13,710.39m2/Ⅱ期10,367.47m2/ 計24,077.86m2
構造種別 : 商業施設 鉄骨造 / 住宅施設 鉄筋コンクリート造
建物高さ : 商業施設  37.14m(地上7階、地下1階)
住宅施設 184.92m(地上52階、地下1階)
住宅総戸数 : 552戸、他店舗1戸
工事期間 : 商業施設Ⅱ期新築 2016年2月上旬~2017年3月下旬
住宅施設新築    2016年3月上旬~2019年4月下旬
~街区名とロゴマークの由来~
 「SENRITO」には、『多様な世代が暮らし、文化が育まれてきた「千里と」ともに』、そして、『大阪北部の中心地である千里の「都」として』、など様々な思いを込めています。ロゴマークは、空に向かって大きく「Y」の字に両手を広げる人が連なり、街が成長していく様子をイメージしています。4色使いで、青色は近郊都市を、緑色は豊かな自然を、茶色はゆとりのある大地を、オレンジ色は地域文化のある街をそれぞれ表しています。
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