プレスリリースRSS

2016年1月15日
関西電力株式会社

高浜発電所3号機の状況について(週報)

内容
[1月8日(金)~
1月14日(木)]
実績
[主要工程]

○1次系(原子炉関係)

  • ・1月 8日 原子炉容器組立終了(12月30日開始)
  • ・1月 8日 原子炉格納容器全体漏えい率検査開始

○2次系(タービン関係)

  • ・2次系クリーンアップ(1月5日開始)
[検査関係]

○使用前検査

  • ・1月14日 四号検査(計測制御系統施設、原子炉格納施設)開始

○定期事業者検査(施設定期検査項目)

  • ・1月 8日 原子炉格納容器全体漏えい率検査開始
  • ・1月13日 気体廃棄物処理系機能検査

○保安検査

  • ・重大事故等発生時の対策要員の訓練に係る保安検査(1月7日開始)
[警報発信や機器の故障発生等]
  • ・1月11日13時51分 警報発信「放射線モニタ故障」
[1月15日(金)~
1月21日(木)]
今後の予定
[主要工程]

○1次系(原子炉関係)

  • ・原子炉格納容器全体漏えい率検査
  • ・非常用ディーゼル発電機検査
  • ・1次冷却材系統漏えい検査

○2次系(タービン関係)

  • ・2次系クリーンアップ
  • ・復水器真空上昇(※1/15 10:00開始)
[検査関係]

○使用前検査

  • ・四号検査(計測制御系統施設、原子炉格納施設)

○定期事業者検査(施設定期検査項目)

  • ・原子炉格納容器全体漏えい率検査
  • ・非常用予備発電装置機能検査
  • ・原子炉補機冷却系機能検査
  • ・アニュラス循環排気系機能検査
  • ・安全保護系設定値確認検査
  • ・気体廃棄物処理系機能検査

○保安検査

  • ・重大事故等発生時の対策要員の訓練に係る保安検査
※:
2次系主管系統(給水、復水系統等)の不純物(鉄、ナトリウム、塩素等)を、系統内に水を循環させて取り除くこと

警報発信「放射線モニタ故障」について

 平成28年1月11日、高浜発電所3号機において、運転員が巡回点検中に補助建屋排気筒ガスモニタのサンプリング流量が低めであったことからフィルタ詰まりと推定し、フィルタの切替作業を実施していたところ、同日13時51分に「放射線モニタ故障」の警報が中央制御室に発信しました。
 サンプリング系統を点検したところ、通常3台(A,B,C)のうち2台(B,C)使用している空気を吸い上げるためのサンプリングポンプの1台(B)が停止しており、フィルタ切替作業に伴う影響によりサンプリング流量が変動し、その際に流量が低いことを示す警報が発信したと推定しました。
 なお、補助建屋排気筒ガスモニタの測定については、残り1台(A)のサンプリングポンプと健全であったサンプリングポンプ(C)を使用し、同日23時55分に再開しました。
 また、不調により停止していたサンプリングポンプ(B)は、1月12日に新品へ交換しました。

 補助建屋排気筒ガスモニタの測定が停止していた間は、バックアップとして設置しているガスモニタ(定置型)を使用し、モニタの指示値に問題の無いことを確認しています。また、野外モニタ等、関連する放射線モニタの指示値にも変動はなく、環境への影響はありません。

※補助建屋排気筒から排気される空気に放射性物質が含まれていないか計測しているもの。

以上

プレスリリース