プレスリリース

2015年7月28日
関西電力株式会社

新造LNG船(当社2番船)の命名について

 当社は、本日、川崎重工業株式会社が同社坂出工場にて建造し、当社が株式会社商船三井と共同保有することとしている新造LNG船(川崎重工業 第1712番船)を「LNG FUKUROKUJU(エルエヌジー・フクロクジュ)」と命名いたしました。

 「FUKUROKUJU」という船名は、七福神の長寿を司る神である「福禄寿」に由来しており、本船がLNGの安全・安定輸送の役割を担い、当社の電力・ガスの安全・安定供給に末永く貢献してほしいという願いを込めています。

 本船はその動力に、一度利用した蒸気を再度加熱して二次利用する新型の蒸気タービンを採用することにより、従来の蒸気タービンを使用している同型船と比べ、約25%程度の燃費の低減を見込んでいます。
 加えて、最新の防熱システムを採用することで、世界最小レベルの0.08%/日のLNG気化率※1を達成しています。また、本船は当社LNG船において、既に就航している「EBISU(エビス)」に次ぐ2番船であり、平成27年度中の竣工を予定しています。竣工後は主に当社が契約するオーストラリア・パシフィックLNGプロジェクトからのLNG輸送等※2に使用する予定です。

 当社は今後も、LNGの柔軟かつ効率的な輸送をはじめ、LNG事業の強化・拡大に努め、より一層の効率化と電力・ガスの安全・安定供給に万全を期してまいります。

  • ※1 LNG船に積載したLNGが、外熱等により蒸発してガス化する比率であり、タンクの防熱性能を表す。
  • ※2 主に、オーストラリア・パシフィックLNGプロジェクトやイクシスLNGプロジェクトのLNG輸送を中心に活用する。
LNG FUKUROKUJUの概要

以 上

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