プレスリリース

2015年6月19日
関西電力株式会社

赤穂発電所2号機 復水器内への海水漏えいの疑いによる出力抑制に関する点検結果について

 赤穂発電所2号機(定格出力60万kW)は、通常運転中の6月11日午前11時38分、復水器内の細管から海水の漏えいを検知する警報が発信したことから、復水器の点検を行うため、出力を30万kWに抑制しました。

6月12日 お知らせ済み]

 出力抑制後に復水器の内部点検を実施した結果、復水器内の細管1本から、海水がわずかに漏えいしていることを確認しました。原因については、細管内表面への貝などの海洋生物の付着により局所的に海水の流速が増加した結果、細管の減肉が進行して貫通し、漏えいが発生したものと推定しています。
 当該細管に加え、減肉等が確認された細管7本について、両端に栓を取り付け、その後、復水器に海水を通水した結果、海水の漏えいの停止が確認できたことから、本日午前1時40分に通常運転を開始しました。

※ 復水器…
蒸気タービンを回し終えた蒸気を、多数の細管の中を流れる海水(冷却水)と熱交換させることで水に戻す装置。
<赤穂発電所の概要>
  1号機 2号機
運転開始 昭和62年9月 昭和62年12月
定格出力 60万kW 60万kW
  • 所在地:兵庫県赤穂市加里屋字東沖手1602番地
  • 燃 料:原油および重油

以 上

<添付資料>

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