プレスリリース

2015年6月2日
関西電力株式会社

姫路第二発電所既設6号機ボイラ配管からの蒸気漏れに関する点検結果について

 姫路第二発電所既設6号機(定格出力:60万kW)は、通常運転中の5月11日午後9時32分にボイラ配管の温度の上昇を示す警報が発信したことから、蒸気漏れの疑いがあると判断し、12日午前0時52分に運転を停止しました。

[5月12日 お知らせ済み]

 その後、詳細な点検を行った結果、ボイラ内の配管(1本)に長さ400mm程度の破損を確認しました。

 原因については、配管内面に生成した水蒸気酸化スケール※1が剥離して配管内に堆積・閉塞し、
クリープ損傷※2により破損に至ったものと推定しています。

※1 水蒸気酸化スケール: 高温の水蒸気により、管内表面が酸化し生成された皮膜
※2 クリープ損傷   : 金属に高温下で一定の応力を加えると、時間とともに金属が変形し、微小な穴が発生して、亀裂に至る事象

 当該配管については、取替えを行うとともに、当該配管と同じ位置にある配管511本の点検を実施した結果、取替えた配管以外にはスケールの堆積はありませんでした。これにより設備の健全性が確認できたため、本日午前5時38分に通常運転を開始しました。

<姫路第二発電所の概要>
  既設5号機 既設6号機 1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機
運転開始 昭和48年
10月
昭和48年
11月
平成25年
8月
平成25年
11月
平成26年
3月
平成26年
7月
平成26年
9月
平成27年
3月
定格出力 60万kW 60万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW 48.65万kW
所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿常盤町しかまくめがときわちょう
燃料:天然ガス

以 上

<添付資料>

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