プレスリリース

2015年4月30日
関西電力株式会社

「平成27年度関西電力グループ経営計画」の策定について

 関西電力グループを取り巻く経営環境は、原子力プラントの再稼動時期が未だ見通せず、電力の需給、事業の収支ともに、極めて厳しい状況が続いています。とりわけ事業の収支については、一昨年の電気料金の値上げ以降、最大限の経営効率化に取り組んでまいりましたが、原子力プラントの停止に伴う火力燃料費等の著しい増加を吸収することができず、厳しい状況が続くとともに、財務基盤の毀損は一層深刻さを増し、電力の安全・安定供給に支障をきたすおそれがあることから、再度の電気料金の値上げのお願いをさせていただきました。一方で、電力の小売全面自由化をはじめ、かつてない競争本格化が目前に迫っています。

 こうした経営環境を踏まえ、平成27年度は、事業基盤の再生と競争本格化への備えについて、関西電力グループの総力を結集して取り組むため、「企業存続に向けた事業基盤再生アクション」と「変わらぬ使命のためのベースアクション」、「変わり続けるための変革アクション」の3つの観点で、以下の9つを柱としたアクションプランを展開すべく、平成27年度関西電力グループ経営計画を策定しました。

<企業存続に向けた事業基盤再生アクション>
  • ・徹底した経営効率化
  • ・電気料金の改定
  • ・原子力プラント4基の早期再稼動
<変わらぬ使命のためのベースアクション>
  • ・グループワイドでのゆるぎない安全文化の構築
  • ・電力需給の安定化に向けた総力結集
  • ・CSRを基軸にした経営の実践
<変わり続けるための変革アクション>
  • ・競争力ある企業グループへの変革
  • ・コスト構造改革
  • ・お客さま・社会のご期待に応えるための取組みの推進

 今後、経営環境が大きく変化する中でも、「お客さまと社会のお役に立つ」という関西電力グループの変わらぬ使命を果たし続けるために、徹底した経営効率化や原子力プラントの早期再稼動に全力を尽くすとともに、電力の安全・安定供給を全うしつつ、目前に迫る競争本格化の下で、今後とも関西電力グループの商品・サービスをお客さまからお選びいただけるよう、事業戦略の検討・実行を加速してまいります。

以 上

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